●頭痛,首・肩痛対策ガイド
<原因>
多くは首から肩にかけての筋肉の過緊張から起こるものです。そのために頚椎(首の骨)の位置のズレや、頭蓋骨の変位が起きたりして痛みを出します。
頚椎の中を通って脳までつながっている血管があるので、頚椎のズレがあれば血流は阻害されさまざまな症状を引き起こします。高血圧の影響で筋肉の過緊張が起こる場合もあります。何もしていないのに痛くなる・・・とおっしゃる方もいますが必ず何がしかの原因はあるものです。
<対策法>
急性時はアイシングが最も効果的です(急に痛み出した時は絶対に温めないこと!)。痛む場所を約10分冷やしましょう。それとなるべく安静に。慢性的な症状でも目や頭頂部のアイシングは効果があります。そして肩をまわすなどの局所の運動と、ウォーキングや水泳(アクアビクス)などの全身の運動を心がけてください。
<注意!>
内科的な症状(高血圧など)と首・肩の筋肉の緊張がセットになると、プッツンしてしまう確率が急上昇するそうです。どちらかだけでもしっかり体調を管理するようにしましょう。
<その他>
精神的なストレスからでも頭痛,首・肩痛を引き起こすことがしばしばあります。いろいろな運動は症状緩和につながりますが、各個人の方法でストレス発散をこころがけてください。ストレスは万病の素ですから。
<よくある誤解>
首をグルグル回す体操をすると余計に首・肩を痛め症状を悪化させます。代わりの方法として、首を前後・左右にゆっくり曲げて首・肩の筋肉を伸ばす体操をすると良いでしょう。
<治療の目安>
アイシングをしても首・肩痛が取れない場合、または、首・肩痛から頭痛も併発した場合は治療が必要な時期だと思って下さい。
<ちなみに>
頭痛薬や鎮痛剤は副作用も強く、根本的な症状の改善にはなりません。しっかり身体のバランスを整え、上記のような症状を改善することが一番の薬です。