こんにちは。ケガを放っておけないサイモン山田です。
希望を持たせられるかどうか。それが治療家の本分。
現在やまだ整骨院は、ほぼ予約の患者さんしか受け付けていない状況です。
「ほぼ」というのは、突発的なケガなどは早めの処置が必要です。
なので予約のあるなしに関係なく、ケガの場合は何とかします。
(予約の方に迷惑をかけないように何とかします。バッタバタになりますけど。笑)
先日もケガをした高校生を予約の合間をぬって治療しました。
受診した整形外科では「手術も視野に入れた方がいい」、そのくらいのことを言われていたそうです。
しっかり話を聞き、患部を確認したところ、今までの僕の経験上では「この状態なら手術はしなくても何とかなるだろう」と判断しました。
結局MRIなどの検査結果、そんなに大きなケガではなく僕の予想通りでした。
もちろん手術の必要もないし、ちょっと練習を休めば問題ないってところ。
電話で連絡をもらい、本当によかったと胸をなでおろしました。
ここでものを言うのは治療経験の有無なのは当たり前です。
でもそれ以上に大切なのは「その子自身がどうしたいのか」ということ。
それを叶える、希望に沿うカタチを一緒に考えていくってこと。
・今何とかプレーしたいのか?
・高校時代の最大の目標は?
・将来的にどうしたいのか?
・監督やコーチとの折り合いは?
・直近の試合や練習の有無は?
・その先に何を求めているのか?何をしたいのか?
など、僕たち治療家に求められていることは本質的にはその選手の希望を叶えることで、やっぱりケガを治すことだけではないんだよね。
治療家は治療することが仕事ではない。
この言葉の通りです。
全国大会レベルのレギュラークラスでやっている高校生。
治療がうまくいくかどうかは、その彼の将来を左右するほどのことです。
これは大げさでもなんでもない。
もし彼のケガが手術の必要があるような深刻なものになれば、その競技一直線でやってきた彼には精神的なダメージは計り知れません。
高校生にとっては死刑宣告くらいの気持ちになってしまうでしょう。
手術するにしても必ずうまくいく保証などどこにもなく、その後のリハビリ期間を含めたらレギュラーはおろか、練習すら出来ない日々が続くわけです。
僕はそんなことまで考えて学生や親御さん、指導者に接します。
その場ではかなり厳しいことも言っています。
それが学生の希望に沿うことならば、厳しいことを言うのは僕にとっては簡単です。
むしろ嫌われることも厭わないです。
だからダメ出しもするし、ハッキリ怒ること、叱ることだってあります。
そういった意味ではケガを治すことなんて、ある意味では関係ないのかもしれません。
ただ学生に希望見失ってほしくない。未来を悲観してほしくない。
だから治療で、ケガを治すことで応援しているような気持ちなんです。
それでもさ、学生なんて痛くなくなったらあっさり離れていくもの。
引退して卒業したら、みんな新しい道が待っているんだからね。仕方ない。
分かってはいても、オジサンはちょっと寂しい。。。
それでも応援することしかできないからね。
ここは大宮・氷川神社。
ケガも大変だけど、今は受験生が追い込み時期です。
毎年僕なりにみんなを応援してます。願掛けもナイショで行ってます。ナイショよ。
やまだ整骨院にも受験生がいっぱいいますからね。頑張れよ〜!みんな〜〜〜!
ではまた。
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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