相手のことを想う気持ちは大切。でも本当にそれ想ってるの?

こんにちは。治療現場からサイモン山田です。
じゃないな〜。忙しすぎて家に戻ってきてから書いてるし(笑)

相手の事を想っているとしても、付け焼き刃はいずれバレる。

僕は今リハビリ中なこともあり、だいたい2勤1休状態。
治療は休んでいてもただ休んでいるわけではなく仕事っぽいことはしています。

院内のシステム変更をした今の状態でも、来院してくれている患者さんにはできるだけ「やまだに行ってやっぱりよかった!」と喜んでもらいたい。
これは気持ちの中では嘘偽りない気持ちですが、ただそれが行動としてできないもどかしさがかなりあります。
今は自分の体調が最優先だということもありますから。

ただそれはそれとして「喜んでもらいたい」というのは、自分が心底思っていない限り嘘っぽい感じがするんですね。
特に病気をしてからの自分はそう思ってしまう。
相手の喜びが自分の喜びになるなら、相手の言うなりになっていればいいだけですから。

もしかしたら僕は病気前の僕は忙しさにかまけて、自分の体調を無視したり自分の行動を無理矢理にでも肯定させながら「突っ走って」いただけなのかもしれない。
もしかしたら「喜んでもらいたい」と思っていながら、ただのワガママなだけだったのかもしれない。
結局それで患者さんに迷惑をかけ、結果的に喜んでもらえる状態を作れなくなってしまいました。

もっと「いい先生」に、もっと「できる先生」に、もっと「信頼される先生」に「なりたい」。
本気でそう思っていたんですけどね。でも結局は全く正反対に向かっていたんです。

020801今の僕、白衣の下には「ユニクロのインナーダウン」を着てます(笑)
Keisuke okunoyaのインナーダウンでは「暖かすぎる」んです。
この薄っぺらさが、白衣のインナーとしてはちょうどピッタリ。
Keisuke okunoya、いろんな意味で暖かい。本当にそう思う。マジでスゴイわ。

自分らしくやり続け、その先に喜びがあればいい。

まずは自分の「想い」や「考え方」が先なんだと思うんですよね。
治療家はわりと「患者さんのために」というケースが多いです。

でもこれは病気をして分かったことでもあるのですが「患者さんのために」って思うことが、かえって自分を苦しめている部分もあるように感じるんです。

患者さんのために!って確かに聞こえはいいです。
僕もそのように思っている部分は、もちろんた〜くさんありますからね。

でも自分が病気をしてまで、身を粉にしてまで「患者さんのために!」とまでは思えなくなりました。
それまでは自分が病気をするなんてこれっぽっちも思ったことはなかったし、ましてや死ぬなんて想像しようがなかったですし。
でもさ突然病気もするし、本当に死んじゃうんだな〜って。
(本当に一回死んじゃったし。。。)
だからもう僕は「いい先生」にも、「できる先生」にも、「信頼される先生」にもなれません。

その上で患者さんとゆるやかなつながりを保ち、できる限りの治療を提供していくこと。
何でもかんでも要求通りにやることが「患者さんに喜んでもらうこと」ではないと思っていますから。

まずは自分のことを最優先に考えつつ、どうやって喜んでもらえるか。でいいのでは?
聞こえのいいセリフや付け焼き刃はいずれバレますから。僕がそうだったようにね(苦笑)

もうカッコつけらんないからね。
カッコ悪くてもワガママでも、それでも僕を「選んでくれる人」もいる。
僕はその「選んでくれる人」を徹底的に喜ばせることを誓います。
ではまた。

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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