信頼関係は人を、相手を想ってこそ成り立つ。時間や経験は後づけみたいなものでしかない。

こんにちは。テーピング治療家・サイモン山田です。

悩みはしっかりとカラダに出る?

長く患者さんと接していると、理由はないけど何か分かることってあります。

例えば腰痛の患者さん。
明らかに状態は良くなっている。
なのに朝一番の起きる時間帯だけ痛い。
しかも平日だけ痛い。

これだけでも十分分かりますよね?
そう仕事に行きたくないから、脳が防衛反応を起こして腰に痛みを引き起こしています。
登校拒否ならぬ、登社拒否みたいな状態です。
こう書くと「なるほどね」と納得できる部分もあると思うんです。

でもよく考えてみると。
自分が腰痛患者だとして、治療家にこんな指摘されたらどう感じますか?
反対に自分が治療家だとして、こんな指摘を患者さんにできますか?

言われて気分を害する患者さんだっています。
だから何でもかんでも気づいたからと言って指摘すればいいわけではないんです。

誰にどのタイミングで言われるか?
それはめちゃくちゃ重要なこと。
ココロの勉強をしているからといって、何でも言えば、伝えればいいってことではないんだよね。

0071601▲ず~っとこのあたりに心を砕いて治療をしてきた。
その積み重ねが今の信頼関係につながっているのだと思う。

信頼関係はキツイ指摘を愛に変える。

腰痛の85%は原因不明である。
これは今ではボクら治療家の中では常識みたいなこと。

それなのに治療技術だけでどうにかしようと考えているのはナンセンスです。
柔整でも鍼灸でも整体でもカイロでもそれは同じこと。
医者でも同じことです。

どの治療方法がいいか悪いかなんてそんなことが問題なのではない。
患者さんの症状を診るのではなく、人として見ているかどうかということ。
腰痛を改善することを目的とするのではなく、その人をどうしていくのかを目的とすること。

そう考えているならばキツイ指摘も愛に変わる。

繰り返しますが誰にでも言っていいわけではないですよ。
言っていい人と悪い人とがいますからね。

言われて「分かってもらえてる!」と喜んでもらえることもあります。
反対に「そんなこと言われても休めないから来てるんじゃないの!」と思われたら?
次の治療機会はおろか、信頼関係は成り立っていないということです。

たまたまそんな機会に出くわしたのでブログにしてみました。
治療現場だけではなく、いろいろなシチュエーションでありそうなことです。

人を見ているかどうか。
それはカンタンに、あまりにもあっさりと相手に伝わります。

これからは付け焼き刃ではうまくいかないよ。
経験値が高い治療家にアドバンテージがあるのも今のうちだけです。
ボクはそう思ってます。

いつもありがとうございます!ではまた。

The following two tabs change content below.
山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

記事を気に入ったらシェアをしてね

  • twitter
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket