こんにちは。テーピングマスター・サイモンこと山田敬一です。
今日は治療についての私見全開でお送りします。
施術方法は「やり方」、状態把握は「あり方」。
治療業界には多種多様の講習やセミナーが存在します。
施術関係からはじまり、もちろんマーケティング的な内容。
そして節税対策や資産構築なんてのもあります。
どれもこれも決して悪い内容ではないはずです。
むしろ考えに考え抜いて講義をしているはずですから悪いわけがないんです。
でもね。
最近違和感を感じるようになってきました。
それはセミナー内容にではなく「セミナー受講者」になんです。
セミナー受講してきました。
それをやってみました。
うまくいきました。
うん。
そこまではいいよね。何も悪くない。
むしろ喜んでもらえてるはずですし。
問題はその先です。
ブログとか、ホームページで。
だからカラダは◯◯なんですよ。
だからカラダは△△で▲▲とつながっているんですよ。
おい。付け焼き刃のお前がそれを言うなよ。
もし言いたいなら出どころをハッキリ言えよ。
どこでどのくらい学んでいるのかを言えよ。
だましているとまでは言わないけどね。
大して症例数もなく、
実績も少なく、
経験数もそこそこしかないのに、
したり顔で言ってるのを、書いているのを見ると情けないというか、恥ずかしくなります。
患者さんはそれを見て来院することがあるかもしれません。
それを見て、心から信じて来院する患者さんもいるんです。
藁をもすがる思いで来院しているのかもしれないのに。
やり方だけなら施術方法なんてカンタン。
一番難しいのは、相手の状態の把握です。
施術方法なんてそんなに大きくは変わらないんです。
誤解を恐れずに言えば施術自体は難しくはありません。
ルーティンで教えればいい、覚えればいいわけですから。
ボクがエステティシャンに教えているのはそういうことです。
だからカンタンに結果が出せるわけです。
一番理解すべきなのは「状態把握」なんです。
状態が分からずして、適切な施術方法のセレクトができるはずがないんですね。
▲このテーピングの方法も状態を把握した上で貼っています。
ただ単純に貼ればいいってもんじゃない。施術ってそういうもんです。
本気で結果を出したいなら、もっと本気で取り組もう。
「施術方法」にではなく「状態把握」にチカラを入れようよ。
やり方ではなく、あり方に対して考えようよ。
カラダのどことどこがつながっていて~
だからこうするとこうなるんですよ~
施術を受けたい人は来てね~
ホントにそんなこと言って、書いて大丈夫なのかな?
やり方ではなく、あり方が大切なのにね。
あのね。
もっとちゃんとしよう。
だからナメられるんだよ。
整骨院なんて、
接骨院なんて、
整体院なんて、
カイロなんて、、、ってさ。
(鍼灸については知見がないので書きません)
危機は目の前です。
というかもう来てるけども。
聞くところによると、整形外科は今メチャクチャ忙しいらしいです。
今まで整骨院・接骨院で保険治療を受けていた人が、整形外科に流れているんだろうと思っています。
そりゃそうです。
そういう流れになるのは規定路線です。
その前に。
「やり方」ばかりにとらわれ、ロクに患者さんのことを「診ていないツケ」がまわってきてるんじゃないの?
「あり方」が間違っているんじゃないの?
ボクにはそう思えて仕方ないです。
施術方法に関してはセミナーに参加すればできるようにはなります。
あくまで施術方法だけならね。
ブログでもホームページでも語れます。
これも上っ面のことだけならね。
そこに「本質」はありません。
ボクはそう考えています。
もっとちゃんとやろう。
言いたいことはそれだけです。
はい。今日は私見全開でした。
あくまでボクの見解ですのでね。あしからず。
ではまた。
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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