人は結果で判断するしかないのかな。

結果は言うまでもなく大切です。
どの結果もその人がどう判断するかどうか。
外野がどうこう言うことではない。

プロセスが大切?結果が大切?

治療の仕事。
結果が出れば賞賛される。
評価もされるし、感謝もされる。
そういう仕事なのは理解しています。

結果が出なければ?

ボクの仕事は結果が全てです。
そうではないと思われるかもしれません。
医者ほどシビアではないにしてもね。

だから結果を出すために必死こいてきた。
もっと、もっと。もっとうまくなれる。
もっとできる。もっと前に進める、と。

それでも。どうしても。
結果が出せない時はある。
自分の実力ではどうしようもないことがある。

結果が出なければ?

もちろん何の評価もされない。
ヘタすれば恨まれることもある。

医療過誤までいかなくても。
施術事故までいかなくても。
しかも相手の勘違いであったとしても。

そういう経験を何度もしていれば怖くなることもある。
お前のせいで、先生のせいで。
だから悪くなった。良くなっていない。
そんな経験が少なからずある。

あ。ちなみにボクは患者さんで事故を起こしたことはないよ。
事故を起こした治療家はいっぱいいますけどね。
あまり表に出てきていないだけでね。

反面、プロセスだけでいい評価が得られるなんてことも、ない。
本当はそこではないんだけどね。
目指しているところはさ・・・。

▲羽生選手も小平選手も本当に素晴らしい結果を残した。ボクもとても嬉しかったし、日本中が笑顔になったんじゃないかな。でもこの二人は金メダルは「結果」でしかなく、目標は別のところにあったんですよね。

現場を知らずして勝手なことを言うな。

周囲の期待がプレッシャーや重圧になっている選手たち。
それなのに結果を欲しがる周囲。
もっと自分のことだけ考えてもいいと思うんだよね。
そこまで優等生的な発言じゃなくてもいい気がする。

もちろん自分の力だけでは辿り着きません。
でも「人のために」って考えすぎると、それが余計なプレッシャーになってしまうんです。

自分のことしか考えていない?
他人のことはほったらかし?

 

うるせーーーーー!

 

人のこと。人の競技や仕事や生き方のこと。
外野でとやかく言ってんじゃね〜よ。
ってなくらいでもちょうどいい気がする。

まあ言ったら言ったでバッシング必至ですけど。
心の中でそう思っていてもいいよね。

人にはいろいろ複雑な事情がある。
分かんないのかな?

これって日常生活でも同じことが言える。
表面上でしか判断せず、プロセスや裏に隠れていることは完全無視。
無視というか知ろうともしない。
残った結果でしか判断しない、できない。

スポーツに長く関わっていると、思うような結果が残らないことの方が圧倒的に多いです。
プロセスなんて関係なし。そんな世界です。

白か黒か?なんて息苦しくてしょうがない。
もっとグレーゾーンを理解してもいいんじゃないのかな。

負けた人にも、結果が出なくてもドラマがある。
そんなお涙頂戴的なことを言うつもりもありませんけどね。

スポーツはヒリヒリするような感動を与えてくれる反面、痛々しいほど残酷な「順位」をつけてくれる。

人の生き方も多様性があっていいはずなのに、押し付けがましいアドバイス、目に見えない批判や中傷に溢れかえっている。

結果重視って本当に怖ろしい。
スポーツの世界のプレッシャーとは違うのは分かっています。
それでもボクもイヤでも結果は重視されます。

もっと人のことをユル~く見ましょうよ。
選手を勝手に応援し、人のことを勝手に見ているんだからさ。

 

やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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