その場での効率を取るか?
先を見据えた効率を取るか?
よく考えて行動したいものです。
目先の効率化がコワイ。
効率よくやる、いいことです。
ボクは不器用なので効率よくやるのがうまくなく、もっとスマートにもっと効率よくできれば、なんていつも考えていました。
しかし最近何となく「効率」って何だかしっくりこないんです。
ボクの施術の内容は一時期は効率重視で改良を重ねてきました。
それはそれで悪くはないと認識しています。
ですが気をつけないと施術がパターン化してしまうんですね。
施術がパターン化するというのは、身体(動き)と心(思考)がパターン化します。
そしてそこから出てくる感情までパターン化しかねません。
効率化とは、良く言えば「無駄を極力削ぎ落とし、効果を最大限に発揮すること」そんなイメージです。
もし今の状況に無駄を感じるなら、そこからさらに効率化を図るか、もしくはパターンを破壊するしか次の一手は打ちにくくなるんじゃないかな。と。
しかも何をもって「効率化」とするのかも、状況や目的によって変わってきます。
目先だけで効率化しようとすれば、マニュアル化や画一的な方法を取ればいい。
そしてその場でできることを始めてしまえばいいんです。
目先の患者さんだけに効率よく施術をするなら、その場でアレンジしてやっていけばいいだけ。
釣りなら「一本釣り」って感じかな。
その場でそのまま竿を使えばいいんだから。
でも先々を考えるならその場限りのやり方ではなく、ある程度は仕組み化したり、誰にでも一定以上の施術効果があることを考える必要がある。
つまりその場ですぐにできるわけではなく、準備が必要になるってことです。
釣りなら「はえ縄漁」みたいにちゃんと仕掛けを作ることが必要だってことです。
▲効率の良いブログの書き方を考えたことがあるけど、そこには熱がなくなる可能性もあります。効率なんて仕組みの一部に過ぎないんだよね。
効率化する目的は?
ボクが施術の効率化を図ろうとしたのは、施術効果を最大限に引き出すためでした。
そして施術時間を短くしても、しっかり効果が出せるように、そんな考えのもとに進めてきました。
前述したように無駄を極力削ぎ落とし、施術効果を最大限に発揮する施術を目指してのものです。
実際に効果も出ているし、喜んでももらえている。
施術時間をもっと短くすれば、施術効果をもっとあげられるようになれば、患者さんをもっと多く診ることができる。
効率よく、ってことです。
言葉だけで考えればこう言えるとは思います。
でも何か違うんだよな〜。最近はそう思えてならない。
もうすでに施術に関して一定の目的は達成した。だからその先を見てみたいな、と。
もしかしたらあえて時間をかけてもいいんじゃないのか?
効率を追い求めて施術をするのではなく、もう一歩踏み込んだ施術「もっと身体にも心にも効く施術」をするには?
効率は悪くなるね。
人数も多くは診られないね。
でも今のパターンを壊さないと。
あえて非効率、非合理的な施術に踏み込みます。
こうやって言葉だけを見ていると「効率よくやる」って「楽をして効果を得る」みたいに思えます。
実際にはそんなことはなく、効率よくやるためには無駄を削ぎ落とす、つまり膨大な「無駄」がないとはじまりません。
何もないところから効率化なんてできませんからね。
一時期は徹底的に無駄なこともやってみる。
質より量が必要になる時期は間違いなくあります。
量をこなした後に無駄を省いていけば、必然的に効率が良くなっているものです。
でも効率を求めなくていいのでは?
最近はそんなことを考えています。
やまだ整骨院 院長 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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