心を整えるより、先に身体を整えた方が簡単に楽になれる理由

心は良くも悪くも簡単に揺れ動く。
だから先に身体を整える。それは身体が整えば心も整うから。
どちらが先でも整えばいいんじゃない?

 

整う、整えるって何だろう?

「サウナで整う、整える」最近よく聞くフレーズですよね。
テレビなどでも見聞きしますし、サウナ愛好家も増えているとのこと。

実際のところどうなのでしょうか?
もちろん身体が温まり、血流も良くなります。汗もたくさん出てスッキリすることもあるでしょう。
そして同時に気持ちもリラックスして自律神経も整い、ホルモンバランスもよくなる、そのような効果もあるようです。

だからサウナがオススメ!と言いたいわけではありません。
ボクはサウナがもともと苦手だし、大病してからはサウナは入れません。
持病のある知り合いがサウナに入って倒れた、なんてこともありました。

ただサウナで身体が良くなり、心も良くなる。イコール「整う」。
一定の効果はあるのは間違いないでしょう。

ここではサウナを例に出しましたが、これは「先に」心が整っているのでしょうか?身体が整っているのでしょうか?心も身体も同時に整う、サウナはお得な感じがします。

心があるいは身体が整う、整える、とは「良くなる」ことでしょう。
では「良くなる」にはどうすればいいのでしょうか?

▲ボクはサウナが苦手。ミストサウナは大歓迎なんですけどね。サウナで整う、整える。ボクには理解し難い感覚なのですが・・・苦笑。でも気持ちいいならそれはそれでいいですよね〜。

 

身体が先か?心が先か?

瞑想・マインドフルネス・各種思考法など、心を整えるメソッドはここ最近多数見受けられます。
また占いやスピリチュアル的なものも流行っています。心は見えないものですから、意地悪な言い方をするならば「何でもあり」のバーリトゥード状態です。

もう一方、身体についてはどうでしょうか。
ヨガやピラティス、パーソナルトレーニングなど、これまた身体を整える方法は多数あります。
またジョギングやウォーキング、セルフストレッチなども加えられるでしょう。

身体を動かすと気持ちもスッキリしますよね。
さらにボクが生業としている治療関係でも骨格を整えたり、筋肉を動かしやすくすると身体も楽になりますが、心も同時に楽になります。

以前からずっと言い続けていることでもあるのですが、心(脳とも言い換えられる)がここ最近重視され過ぎているように思うのです。
もっと「身体の声に耳を傾けること」が今の現代には必要なのではないでしょうか?

人が悩んでいる時や不安な時の姿勢は決まっています。
背中が丸くなり、視線は下がり、頭は(首は)下を向いている。
歩く時に腰が曲がり、トボトボと歩き、呼吸も浅くなっています。
この状態、なんとなく想像つきますよね?

反対の姿勢を思い浮かべてみて下さい。
背中はピンと張っていて、視線は真っ直ぐ前を向き、頭が起きている。
歩く時は腰も真っ直ぐ伸びていて、歩幅も大きく、呼吸はスムーズ。

上にある赤字の状態は間違いなく元気がなさそうですよね。
反対に青字の状態で「不安で落ち込んでいる」、そんな人はまずいません。

心の状態は身体に現れます。身体が絶好調で落ち込んでいる人に出会ったことはありません。
だから身体を先に整えてしまえばいいんです。運動をしたくなければ、誰かに身体を委ねてしまえばいいんです。
ウチの患者さんには運動したくないならしなくていいから必ず定期的に来院してね、と言います。身体の不調は心の不調につながりますからね。
心と身体は表裏一体、とよく表現していましたが、表も裏もなくただ単純に「一体」なのでしょうね。

 

コロナ禍以降の考え方。

2020年はコロナに世界中がやられました。
感染そのものもそうですが、経済的にも大きなダメージが出ています。もちろんボクもその一人です。

そして働き方が大きく変わりつつあります。
テレワーク・リモートワーク・在宅勤務が多くなり、ウチの患者さんでもその影響から首や肩・腰にストレスがかかり、通勤形態も変化したことにより身体を動かす機会も減り、身体が今まで以上に硬くなってしまい症状を作り出し来院されるケースが多く見受けられます。

心も同時にストレスを抱えるようになりました。
人と人とのコミュニケーションが減ることでもストレスになるし、また経済的な先行きが不安になれば多大なストレスがかかります。心のストレスは身体にも様々な症状を作り出します。肩こりや腰痛、頭痛はその典型例のひとつです。

こんな状態の時。
ボクは心を整えることより先に、身体を整えることを強くオススメしたい!

やるのは運動でもいいし、治療でもいいし何でもいいです。
心より先に身体に目を向けてほしいのです。

心は目に見えないものですから、ある事象に対して「何とでも」「どうとでも」言えてしまいますし、どう解釈をしても個人個人の自由です。

身体も複雑ですが、ある意味では単純です。
骨が折れれば痛いし、腐った物を食べればお腹を壊します。冬に空気が乾けば肌が乾燥するし、暑ければ汗が出てきます。それが身体の機能ですから、そこに「個人の自由」はありません。

これがタイトルにも書いた「心を整えるより、先に身体を整えた方が簡単に楽になれる理由」です。
心には個人の自由があり、身体には個人の自由はありません。だから整えやすいのです。

単純明快であり、個人の自由がない身体から整えてしまった方が早いと思うのです。
もしかしたら心(脳)という曖昧模糊として、自由が許されているものをコントロールするのは容易ではないのかもしれません。
それならばコントロールしやすい身体から整えてしまった方が楽になれるのではないでしょうか?

心の時代、と言われ久しいです。
もしかしたらコロナ禍のこのタイミングで「身体の時代」になるのかもしれません。

もっと身体の声を聞こう。
心は良くも悪くも簡単に揺れ動きます。身体が整えば心も整うのだから先に身体を整えていく方が簡単なんです。どちらが先でも整えばいいんじゃない?

これからは心の快・不快や楽しい・楽しくないだけではなく、身体の快・不快、気持ち良さ・気持ち悪さなど、身体にまつわる情報でも自分のことを知ってみることは大切なのではないでしょうか?

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

やまだ整骨院のLINE公式アカウント始めました。
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合わせて健康情報やお得な情報なども発信していく予定です。友だち追加してくれた方には次回来院時にお礼のサービスありです!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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