寒くなると腰痛が増えるのは「冷え」と「◯◯」が原因

腰痛の季節到来です。
どんな季節だよ?と思うけども。
実際にそんな季節なんですよね〜。

 

寒くなると腰痛になりやすい?

寒いと腰痛が出る。
まことしやかに言われていますが、果たして本当なのでしょうか?
自分で統計をとったこともないし、正確なデータも見たことはないけど、治療家としての経験上では実際に寒くなると腰痛の患者さんは多くなります。

ピンポイントでぎっくり腰になる、というよりは、腰が重い・ダルい、からの痛みを訴える人が多いですね。
完全に寒くなった真冬よりも、寒くなってきた10.11月くらいが一番アヤしい時期のように感じます。

理由は「まだ寒さに体が慣れていない」「寒いと痛みを感じやすくなる」など、理由はいろいろあります。
これに加えて大敵なのが「乾燥」です。皮膚が乾燥すると痛みを感じやすくなりますし、皮膚に適度な湿度がないと身体の動きは硬くなります。

筋肉は皮膚に覆われていますから、皮膚の動きがないと筋肉もうまく動きません。これは経験上間違いありません。
ボクが得意としているテーピングは皮膚に直接貼りますので、施術に際して日頃から皮膚の動きはかなり気にかけます。

というわけで、タイトルの答えは「冷え」と「乾燥」です。▲今日の整骨院前です。気温も低いし雨が降ったりやんだりしています。気圧の変化も痛みを誘発しやすいですよね。

 

対処法はあるの?

もちろん対処法はいくつもあります。
ただしその人個人個人で体格をはじめ状況・状態が違います。

まずはお風呂です。
冷えから痛みを誘発するわけですから、温めるのは理にかなっていますよね。

この時期は冷えてくるのでなおさらお風呂に入ってほしいですが、できれば一年中お風呂に(湯船に)入ってほしいです。
普段から血行を良くしておけば、冷えてきた時期でも急激に血行が悪くなることは少ないものです。ウチの患者さんにもお風呂に入るように伝えていますが、ご家庭の事情もありシャワーだけで済ませてしまう人が多いです。

そしてもうひとつ。皮膚の乾燥です。
皮膚が乾燥すると痛みが出やすくなります。この時期あたりから暖房も入り始め、より一層乾燥するようになります。手や顔が一番感じやすいかもしれません。乾燥してくると皮膚がピリピリする感じがしますよね。

実は全身で同じような状態が起きています。洋服を着ているから気づきにくいですが、先に書いたように乾燥すると皮膚が動きにくくなります。
皮膚が動きにくくなれば、その内側の筋肉なども動きにくくなるのです。筋肉が動きにくくなれば痛みを誘発するようになります。そして肩こりや腰痛などを引き起こすようになります。
だから乾燥を防いでほしいのです。手や顔だけではなく、できれば全身の乾燥に気を配りたいところです。

よく「保湿」と言われますが、皮膚からクリームなどの成分を経皮吸収する割合はごくわずかです。
お高いクリームなどで保湿を考えるより、まずは乾燥を防ぐことが大切です。
ベタベタするクリームを使うのは保湿というよりは、バリアを張って乾燥を防いでいるに過ぎません。
まあ好きなものを使えばいいんですけどね。

▲ボクが普段使っているのはコレ。アマゾンでも売っています。クリーム状ではないのでベタつきません。テーピングの下地にも使います。一日に何度も使いますよ。

 

痛みは気づき

痛みはよくないものではありますが、体にとって何かしら「良からぬこと」があるから、痛みとして知らせてくれています。痛みは大切です。
もちろん痛みなんてないほうがいいですが、軽微な痛みで気づけば苦しみは少なくて済みますからね。

とりあえず、毎日きちんとお風呂に入って温めて、しっかり保湿を心がけること。これだけでこの時期に痛みを誘発する可能性は必ず下がります。これは必ず、です。

もしかしたらボクが案外元気なのは、このふたつを実践しているからかもしれません。
一年中お風呂には入りますし、一年中乾燥には気をつけています。

大病を経験していると、少しの痛みや違和感に敏感になります。
肩こりや腰痛は大病ではないですが、痛みが強くなれば日常生活に支障が出ます。
アスリートなら競技力に影響しますから、なおさら気をつけてほしいところです。

これからもっと寒くなりますし、暖房が入ればもっと乾燥します。
上に書いた2点に気をつけて過ごせば、ラクに過ごせるのでは?と考えています。

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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