治療の意味は痛みを取るだけではなく目的達成にある

人は「痛みを取りたい」のだろうか?
それとも「痛みを取り◯◯をしたい」のだろうか?
◯◯にはなにが当てはまるのだろう。

 

本当の目的はなんだろう

ウチには基本的に痛みなど身体的な症状があって患者さんが来院しています。これは当たり前と言えば当たり前です。そういう仕事ですからね。ケガなど急性の症状ならなおさらです。

でも話をよく聞いて、質問もしていくと違うことにも気がつきます。
それは「痛みを取り、その先になにかがしたい」という点です。

これは表面的に患者さんと接していても間違いなく気づきません。
そして技術に偏重している場合もこれまた気づきません。

そこに気づいていない治療家は痛みを取るために躍起になります。書籍で勉強もするしセミナーにも参加します。それでも痛みがなくならない場合はしょっちゅうあります。だって人間ですもの。
そして人間なんて痛みは感情の持ち方ひとつでいくらでも変わりますからね。

 

時間と痛みは似ている?

楽しいことをしていると時間を忘れます。
あっという間に時間が経ってしまったなんて体験は誰しもあると思います。

痛みも同じような部分があります。
試合中は全然痛くなかったのに終わった途端に痛み出した。いわゆる「アドレナリンが出ている」なんて表現をされますよね。もっと平たく言えば「集中力が高い」と痛みは感じにくくなりますからね。

反対に嫌なことをしていれば時間は長く感じますし、集中力が切れている時は痛みを感じやすくなります。

時間も痛みも変わっていないはずです。
時間が短くなったわけでもないし、痛みが少なくなったわけでもありません。

感情のコントロールひとつで時間も痛みも変わってくるんです。
だから時間と痛みは似ているように思うんですよね。

▲痛みを取るだけの治療ではなく、その先の目的を達成をサポートする治療をしたい。常日頃からそう考えています。

 

自分の仕事の意味はどこにある?

痛みを取るだけでいいのなら極端な話をすれば痛み止めを飲めばいいだけです。

患者さんもアスリートも痛みを取った先に「何かをしたい」から、わざわざ来院してくれています。
こうして言葉にすると当たり前と言えば当たり前ですよね。

痛みを取って、
・思いっきりプレーしたい
・全力でトレーニングがしたい
・登山に行って痛みなく歩きたい
・痛みなく孫と遊びたい

何でもいいですが、痛みを取ることはひとつの手段に過ぎません。
痛みを取った先に何らかの必ず目的があります。本人がそう自覚していないとしても裏には必ず目的があるはずです。
治療家側なら質問して聞き出してもいいでしょうし、コミュニケーションを取る中で理解してもいいでしょう。

患者さん側なら治療家に直接伝えてもいいと思います。
痛みがなくなったら◯◯がしたいんです。と。

せっかくなら痛みを取るだけではなく、目的を達成した方がいいじゃない。

感情のコントロールができればそれに越したことはありませんが、できないなら痛みが取れた後の目的にフォーカスしていけば痛みは取れやすくなります。

ボクの仕事の意味は痛みを取るだけではなく目的達成にある。そう考えています。

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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