こんにちは。治療現場よりサイモン山田です。
今日からサイモンテーピングマスター講習がスタート。
準備中ですが、始まる前にブログの更新をしておこうかな。
憧れや理想、気持ちだけではできないことがある。
僕がこの仕事に就いた理由のひとつは「バスケットボールをしていてケガをした時に整骨院の先生に治してもらったから」でした。
治してくれた先生のことを素直にスゴイと思ったし、その先生が一発で憧れの対象になりました。
独立心もあったことも手伝って、治療業界にどっぷり浸かってしまい、今日に至るという感じです。
▲柔道整復師の資格は専門学校卒業と同時に一発で取りました。当時21歳。
資格取り立ての頃は何にもできないクセにできるような気がしていた、勘違い時代です。
同業者の中には同じような体験から、この仕事に就いた人も多いんじゃないかな。
そして他の仕事でもけっこうあるような気がするんです。
医師をはじめとした医療系の人たち、看護師さん、理学療法士とか介護福祉士。
各種セラピストやカウンセラーなどもそうかもしれませんね。
僕が専門学校を卒業したのはもう20年以上前です。
在学中でも何人かはこの仕事が合わずに、辞めていった人もいます。
僕たちの学生時代は必ず治療現場でアルバイトという名の丁稚奉公をしていましたから、合わないというか「やってられねーよ!」と思っても仕方ないかもしれないけど。
この歳になって思うんですよね。
憧れや理想は大切だけど、適性というか向き不向きってあると思うんです。
言葉を悪くすると、ダメなヤツはダメなんですよね。
向いてない人はいますし、できない人はできないんですよね。
できるようになるには、圧倒的な量が必要なだけ。
僕は丁稚奉公時代に「弟の方が器用そうだから、お前より弟の方がこの仕事に向いてるよ」とその時の大師匠に言われたことがあります。
それでも面倒を見てくれた師匠には本当に感謝しています。
(僕には大師匠と、直系の師匠がいます。師匠には感謝してます。ホントに)
だから徹底的に練習はしました。
結果的に圧倒的な練習量が僕をここまでにしてくれただけです。それ以外に理由はありません。
治療スキルもテーピングも、それこそ外科手術も注射も、カウンセリングもセッションも、圧倒的な量を重ねれば、一定以上の成果は出ます。
でも飛び抜けられるか?と言われたらそれは違う。
センスとかタイミングとか「目に見えない何か」を味方につけると飛び抜けられるんじゃないかな。
憧れや理想だけでその仕事を始め、最初はうまくいくのかもしれないね。
でもさプロならそれで終わりじゃないでしょ。
練習を重ね、工夫をし、自分の腕を磨き続けて上でしか提供できないはず。
卒業したから、資格を取ったからだけでは何にもできないわけ。クルマの免許と同じことです。
その仕事に就いたなら、患者さんにお客さんに喜んでもらえるようにしよう。
最低限のことではなく、最大限の練習をしよう。
今日のテーピングセミナーでも同じ話をします。僕の根幹だからね。
ではまた!
追伸。
最近はにわか治療家・にわかセラピスト・にわかカウンセラー・にわかコンサルタント、にわかアドバイザーがいっぱいいるって思うな~。
何か変なの。って思うのは僕だけでしょうか?そんなにカンタンなもんじゃないんだけどね。
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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