こんにちは。治療現場からサイモン山田です。
だいぶ暑くなってきました。汗かきの僕はそろそろ大変です。
水分補給だけはしっかりしなくては。また倒れたくないからね(苦笑)
行動の否定をされても、人格の否定をされているわけではない。
これってよくあることなんですよね。
僕ら治療家は「まだ痛いです」と言われるのは、屈辱的に感じることもあります。
僕も若い頃はそうでした。
だから言われたくないから、どんどん治療が濃くなっていくんです。
そうするとアリ地獄にハマるようなこともあります。
そりゃ「まだ痛い」こともあるでしょうが、患者さんは現状を報告しているだけです。
決して「アンタが悪いんだ!」と治療家そのものを否定しているわけではないんです。
もしやり方が悪いのであれば改善していく必要は当然あります。
技術が未熟ならもっと練習や経験が必要なのは言うまでもないですけどね。
▲そんなことまで日夜考えながら治療活動を繰り返していく。
そうすればおのずと治療の精度は上がる。だから患者さんに信頼してもらえる。
治療には落とし所が大切な時もある。
ただしこの「まだ痛い」には現状を報告しているのと同時に隠された意味があります。
それはその人の思考のクセです。
まだ痛いということは、最初の状態よりは良くなっているってことですよね。
それでも思考は「残っている痛みにフォーカスしている」わけです。
違う言い方をすればマイナス思考とも言えますよね。
とすれば、その患者さんはどこまで掘り下げても「まだ痛い」「まだここが」を言い続ける可能性もあるってことです。
だからこそ落とし所が大切になります。
落とし所というと聞こえはよくないかもしれませんが大切な視点です。
言い換えると「いい塩梅」「いい加減」「適当・適度」とも言えるかもしれません。
治療家自身が考える落とし所と、患者さんの状態を診た上での落とし所。
自分の中にこの基準がないと治療はかなりキツいことになりますから。
患者さんの言葉に一喜一憂していたら、感情の起伏が激しくなりますよね。
だから「まだ痛い」という言葉も真摯に受け止めつつ、その真意を考えること。
繰り返しますが「治療家自身」が否定されているわけではないんです。
あくまで「症状の現状報告なだけだ」ととらえれば、考えすぎる必要はなくなります。
その上で足りない点はビルドアップし、患者さんの思考にもフォーカスしていく。
それを繰り返していけばいいんです。
治療がどんどん濃くなっていく「アリ地獄」。。。
これは本当に怖いですよ。僕はもうハマることはないですけどね。。。
ではまた!
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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