こんにちは。治療現場よりサイモン山田です。
朝はスカッと晴れてましたが、だんだんどんよりしてきた東京です。
やっぱり晴れてた方が気持ちいいね~。
治療技術はカンタンだ!
誤解を招きそうな書き方ですが、思い切って簡潔に言えばこういうことです。
20年以上も治療家を続けてきたボクが言うんだからそんなにハズレてはいないはず。
理由は2つあります。
①その技術が必要かどうかは、鑑別診断ができないと意味がない。
②技術はシンプルでカンタンに見えるけど、それがそのままできるかどうかは別。
この2つです。
今回はあくまで技術だけにフォーカスしています。
治療院運営に関してはまだまだ大切なことはたくさんありますけど、あくまで技術の話ですから。
ボクも過去、たくさんの治療技術を学んできました。
結果的に今でも続けているのは「テーピング技術」のみです。
特に20代の頃はいろんなセミナーやら勉強会やらに足を運んでいました。
もちろん勉強にはなりましたが、ボッタクリ?に近いようなものもあったっけ。
治療に行き詰まるとセミナーに参加したくなります。
もっといい治療を提供したい。この気持ちは純粋に持っています。
そして単純に「不安」だからです。
▲資格は大切だけど、重要ではないのかもしれないな。
治療に対する心構えや方向性こそが重要なんだと思うんです。
2つの理由、解説します。
まず①その技術が必要かどうかは、鑑別診断ができないと意味がない。
その治療技術で患者さんが良くなるかどうか?
これはまず患者さんのカラダの状態がしっかり把握できていないと全くと言っていいほど技術の意味はありません。
「鑑別診断=見立て」とボクは表現しますが、見立てのないところにいい技術はあり得ません。
見立てができていなければ、治療技術を発揮しようがないですから。
そして②技術はシンプルでカンタンに見えるけど、それがそのままできるかどうかは別。
数多くある治療技術も、一見すると驚くほどシンプルなものが多いです。
テーピング技術も基本的なことはかなりシンプルに作っています。
シンプルというのは「ムダを削ぎ落とした状態」とも言えるんです。
そう考えると、治療技術はカンタンだとも言い換えることができます。
ですがそのシンプルさゆえ、ホンの少しの違いが大きな違いになります。
シンプルに到達するには、多くの経験が必要になってくるんです。
①も②も共通する点は「経験」です。
臨床経験を多く積まないことには、届かない領域ってあるんです。
見立ても、シンプルさも、経験のなせるワザ。
では同じだけ経験を積まないと、その領域には到達できないのか?
と言われれば、それはまた違う話です。
どんな勉強をするのか?
どこを意識して臨床に取り組むのか?
ここを意識するだけでも経験の差は埋まりやすくなります。
ただこなしているような勉強や臨床経験じゃ全く成長しないからね。
だからあえて言えば治療技術なんてカンタンなんです。
難しいのは見立てであり、経験を積むことなんですよ。
だから「セミナージプシー」から抜けられない人が多いんだよね。
(ボクも以前はそうだったから・・・)
あくまでも「技術」の話ですからね。
マーケティングを含む、治療院運営のこととは切り離して考えて下さいね。
ただの技術セミナーじゃない、見立ても含んだセミナーをしたいな。
ごくごく少人数でやりたいな~。なんて思ったりします。
ではまた。
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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