独立開業。ゴールではなく、スタートはこれから。

こんにちは。治療現場よりサイモン山田です。

独立開業の話。またちょっとしてみたくなった。

ボクがやまだ整骨院を独立開業してもうすぐ丸9年になります。
柔道整復師の国家資格取得後、13年間を修業に費やしました。

これはかなり遅い開業でした。
早い人なら資格取得後、5年以内には開業しますから。
ボクは個人的にはそれがいいとは思っていませんけどね。

開業すれば、一国一城の主。
基本的には誰にも文句も言われません。
そして常日頃から「先生」と呼ばれ続けます。
天狗になったり、勘違いする人も出てくるわけです。

20年以上前なら、それで十分通用していたんです。

ボクがこの仕事を目指し始めたのは、高校2年生の秋です。約25年前。
その頃は専門学校の数も少なく、整骨院も少なく「我が町の先生」とも言われていた人もいました。

保険適用の解釈もめっちゃ緩く、競争相手もいない。
この頃は、いわゆる「おいしい仕事」だったのかもしれません。

「柔道整復師は開業したら勉強しなくなる」と、まことしやかに揶揄されることもありました。
もちろん勉強熱心な先生も多いんですけどね。
ひょっとしたら、この頃は「開業はゴール」だと、「開業は上がり」だと解釈されていたのかもしれません。

20年後の今、業界の地図はすっかり変わりました

整骨院の数は5万件以上。
柔道整復師の数は約7万人。
治療関係の院は約12万件。
駅前や郊外にあるリラクゼーション系まで入れたら約20万件。

やまだ外観もちろんウチもその中のひとつです。
行動しなくちゃ、カンタンに埋もれてしまいます。

25年前なんてリラクゼーション系のところは皆無でした。
しかも整骨院の数自体も少なかったですし。
確か以前は60歳以上の方は、無料で病院や整骨院にかかることができたんですね。
そして人口だって、今の方が少なくなってきています。
可処分所得もちょうどバブル時代の頃ですから多かったはず。
今と比較したら雲泥の差です。

今の時代に開業するのは、当たり前ですがゴールなんて感覚ではいられない。
もしかしたら、スタートラインにも立てていないのかもしれません。
群雄割拠、猛者の群れに飛び込んでいくようなものです。

もうすでに先達は、遥か前を走っているんですから。
その先達に追いつき追い越すなら、並大抵の努力ではまず無理でしょう。
20年前の僕ですら、そう思って勉強会に参加していましたから。

これから開業を考えている方。そして開業し立ての方。

もっともっと勉強した方がいいですよ。
死ぬほど経験を増やした方がいいですよ。

今の状況下で何も特徴がなく、経験も少なく開業したら、ホントに廃業もあり得る話ですから。
せっかく志高く資格を取得して、独立開業するんだからね。

これはすでに開業している人にも当てはまることです。
つまりボクにも当てはまる。
だから!勉強するんです。
整骨院のことだけでなく、広く勉強するんです。
他業種の人から学べることは、それこそ山ほどありますから。
仕事にも、人生にもゴールなんてないんですから。

最近、メールとかメッセンジャーとかで相談事が多いんだよな~。
ちゃんと受け付けようかしら。ちょっと考えてみようかな。

いつもありがとうございます!
ではまた。

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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