初心。忘れる?忘れない?いや、意味違うからーーーーー!

こんにちは。テーピング治療家・サイモン山田です。

人それぞれに考え方も進み方もあるもの。

初心忘るべからず
誰でも知っている言葉かもしれません。

たいていはこんな解釈でしょう。
「物事に慣れてくると慢心してしまいがちであるが、はじめたときの新鮮で謙虚な気持ち、志を忘れてはいけない」

との解釈が一般的だと思います。
実際にボクもそのような意味で理解し使っていました。

でも。
あの世阿弥の言葉はもっと深いんです。

世阿弥「初心忘るべからず」

あの~。深すぎて何も言えない。
ココロにグサグサ刺さりまくる言葉です。

ボクみたいに不器用で何もできなかった人間はね。
こうやって慢心し、カッコつけ、勘違いし出すんだね。

「オレにもできたんだから、みんなできるはずだろ!」
「できないのは努力が足りないからだ!」
なんてことを平気で言い続けるから始末が悪い。

そんな自分。
立派にできてると勘違いしてやいないかい?
患者さんが支持しているからといって自惚れていないかい?

110702▲こうやって仕事ができているのは誰のおかげ?
自分のチカラなんて大したことない。ってかまだまだできるんじゃないの?

だからあえて思う。治療活動を好きでいよう。楽しもう。

何もできなかった若手のころ。
少しでも成長していく自分が嬉しかった。

先輩に、師匠に少しでも近づいた実感。
数字では表れない、たった少しのこと。
これだけが自分の「拠りどころ」だった。

でもその頃を思い出すと気持ち悪くなる。
そのくらい苦しかったこと、キツかったことしか覚えていない。

だから思い出したくないからフタをした。
過去のことは過去のこと。
そうやってフタをし、気づかないフリをし続けていたんだ。

もういいよね。
ここまでやってきたんだから、治療を好きでいたいし、楽しみたい。
胸を張ってライフワークだと言いたい。

実はこの文章、3月3日に書きかけて止めていました。
どうしてこんな文章になったかといえば、3月3日は師匠の誕生日なんです。
忘れようにも忘れるわけがないです。

いろいろな事情が重なり、師匠とは今は会っていません。
ですが師匠なのには変わりはない。
師匠はどう思っていらっしゃるかは分かりません。
それでもボクには唯一無二の師匠だと思っています。

もし会ってもロクなこと話せそうにないです。
たぶん萎縮しちゃう。そのくらい大きな存在です。

会う会わないではなく、自分がそう思えているだけでいい。
アナタのおかげでボクは治療家として邁進しています、と。

だけどね。
ブログをアップしようと思ったけど、何か気がとがめてしまい。
でも書いた気持ちには変わりはないからアップしようっと。

あらためて「初心忘るべからず」
何にもできなかった18歳の自分を思い出す。
ヘドが出るほど恥ずかしいです。
治療家として育ててくれたのは言うまでもなく師匠です。

はい。初心忘れません。
遅れましたが、師匠、誕生日おめでとうございます!

いつもありがとうございます!ではまた。

 

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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