こんにちは。サイモン山田です。
今日は打ち合わせも兼ねて外回りの日。
治療家が外回りなんて、何だかちょっと変かしら?
世間の常識では変かもしれないな~。
さて今日のテーマは治療家らしく?
骨盤を整えると本当に痩せるのか?
骨盤ダイエットとか、骨盤矯正とか、いろいろありますよね。
僕が思う結論を先に言いますね。
「痩せます」
ただ付随していろいろなパターンがありますので、少しお話ししていきます。
患者さんの中には腰痛で来院していて「腰痛の治療のために骨盤を整えていたら自然に痩せていった」そんな人もいます。
これはそんなにレアなケースではありません。けっこう多く見受けられますからね。
反対に骨盤を整えても痩せない場合ももちろんあります。
プラス面から考えれば痩せるという結論でいいかな、と思います。
骨盤を整えるってどういうこと?
けっこう勘違いされているのは「骨盤は動かないもの」と思われている点です。
ちょっと専門的に言うと、骨盤とは腸骨・坐骨・恥骨・仙骨・尾骨を合わせた総称です。
上が男性の骨盤、下が女性の骨盤です。
カタチに違いがあるのが分かると思います。
仙骨(真ん中の逆三角形の部分)が左右の腸骨(左右の丸くなってる部分)の間に挟まれています。この仙骨と腸骨の間を「仙腸関節」と言います。
関節ですからもちろん動きがありますが、半関節とも言われていて動きは3〜5mm程度です。ちょびっとしか動きません。
僕が「骨盤を整える」「骨盤を矯正する」と表現する時は、この仙腸関節の動きを整えることを最重要視しています。
骨盤は閉じていた方が痩せるとか、開いていると太るというのは誤解です。
そもそも基本的には骨盤が閉じたまま、開いたままということはありません。
24時間のうちでも閉じたり開いたりしているんです。
閉じたまま&開いたままの状態になっているとしたら、これは問題ありなんです。
骨盤を整えるというのは、この開閉動作が自在にできる状態を作る、つまり仙腸関節の動きを作る、僕にとってはそんな意味合いです。
産後の骨盤矯正については、また別の機会に書きますので、お楽しみに。
この骨盤の開閉がうまくいくと、代謝が上がります。
実は仙腸関節の動きと自律神経はリンクしているからです。
そして自律神経は体温調節の役割を担っているからなんです。
ここでザックリおさらい。
骨盤を整える➡︎仙腸関節が動く➡︎自律神経が調整される➡︎代謝が上がる➡︎痩せる
というのが、骨盤を整えると痩せるってことです。
では骨盤を整えても痩せないケースはあるのか?
これはいくつかあります。
・もともと代謝がいいから変化が乏しい。
・代謝が上がる以上に食べ過ぎている。
・胃下垂などで骨盤内が詰まっている。
・そもそも身体全体の姿勢が悪い。いくつかじゃないね、挙げたらキリがない(笑)。
まとめ
骨盤を整えると痩せるのか?
の結論としては「痩せる」でいいと考えています。
突っ込んで言えば「痩せる人もいれば、痩せない人もいる」ってところでしょうか。
もし本気でダイエットを考えているのであれば、骨盤矯正だけでは不十分です。
もちろん骨盤矯正などは、痩せる身体作りのきっかけにはなります。実際に痩せる人もいます。
ですが、総合的にダイエットを考えるならば、骨盤矯正だけでなく、食事面・栄養面・運動など、やはりその部分は無視できません。
骨盤矯正だけでは限界があるんです。
治療でも骨盤は重要視していますが、骨盤だけ整えても他がおかしければ症状は楽になりません。
骨盤と肩甲骨は連動していますし、そして頭蓋骨も連動して動きます。
またこの3点だけ考えても、自律神経との関与はこれまた無視できないので、骨盤ピンポイントでの治療というのはやはり限界があります。
どっちにしても「骨盤を整える」というのはとっても重要です。
もし骨盤矯正に興味がある人は、やまだ整骨院へどうぞ。
あれ?売り込みになってるーーーーー!
少しは骨盤について、お分かりいただけましたか?
分かりにくい!って人は、Wikipediaで(笑)
いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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