こんにちは。テーピング治療家・サイモン山田です。
仕組み化しない覚悟を決める。
先日はテーピング講習をしました。
ベーシックコースに引き続き「インストラクターコース」です。
テーピングを「教える・伝える」コースです。
上手に貼れるのは当たり前。
その先に行くためのコースになります。
今までに何度もテーピングを含め講習をしてきました。
また反対にたくさんの講習にも参加してきました。
今は施術関係の講習には参加していません。
持っている技術をいかに深化させていくか?
ボクはこれでやっていこうと決めていますので。
新しい機械は導入することもあるかもしれないけどね~。
講習中に話したことなんですが、
「治療家って、痛みが取れないケースがあると、自分の頭でどうすればいいかを考えるより『この痛みを取るために他の技術が必要なんじゃないか?』と考えちゃう人って多くない?」
そんな話をしました。
治療は必ず「相手」がいて成り立ちます。
患者さんがいるから治療行為が成り立つわけです。
技術ありきではなく人ありきです。
どんなに素晴らしい技術があっても、
・その人がどんな状態なのか?
・痛みはどんなプロセスで起きているのか?
・痛む箇所と他の場所との絡みはないのか?
・痛みを取りたいのか、プレーがしたいのか?
・今のやり方で、どうアプローチが変えられるか?
などなど、考えることは枚挙に暇がないほどあるはずです。
治療方法とは仕組みみたいなものですからね。
それがあれば取り掛かりやすいのは事実ですし。
でもボクは仕組みなんていらないと思っています。
▲今回のテーピング講習で使ったテープたちです。
一種類のテープだけではなく、現状で販売されているもの、廃盤になっているものを含め、たくさんのテープを触って知識を深めなくちゃね~。
個人経営者に仕組みはいらない。
そこで前段の「仕組み化しない覚悟を決める」です。
いっつも同じようなことばかりやっているから、同じ考え方で治療しているから結果が出ない時に迷うんです。
ある意味、治療に対する感覚が仕組み化されてしまっている。
自動化されてしまっているんじゃないかな?
先ほどの太字で書いているようなことを常に考えていたら、新しいことをやろうなんて思えないはず。
だって次に「どうすればいいか?」は常に考えているんですからね。
ここまではあくまで「方法論」であり「手段」です。
治療なんて手段のひとつで、治療することが目的ではないんです。
面倒くさいし、効率的ではないけど、ここであえて。
「ルーティンワークをやめること」
「仕組み化しようとしないこと」
が、個人でやっているボクみたいな立場の人には大切なんじゃないかな。
ある程度の人数の規模になってきたら仕組みは必要でしょう。
個人でやっていたり、家族経営的な人ならそんなの要らない。
朝令暮改でOKだし、常に考えて試行錯誤してやればいい。
型にはまっているから、すぐにどんづまりになる。
治療方法に答えなんてないし、経営にも答えなんてない。
新しいやり方なんてすぐに身につくわけでもない。
最近耳にする「あり方」や「考え方」を変えない限り同じところをグルグル回るだけです。
もう新しいこと、新しい治療法なんてほとんどない。
組み合わせ次第で新しくなるだけですからね。
ではまた。
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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