忙しさは中毒性があり依存性もある。いずれ麻痺を起こす。

こんにちは。テーピングマスター、サイモンこと山田敬一です。
晴れたり曇ったりだけど爽やかな天気で気持ちいいな~。

中毒・依存&麻痺。

久しぶりに予約がスポッと空いたのでブログを書いています。
普段はめったにこの時間に書くことはないし、現実問題として書けない。
患者さんがいるからね。当然です。

普段から忙しい、と言ってしまえばそれまでのことです。
しかも自分が予約を取っているんだから当たり前のことだしね。

ボクはヒマだとある種の「怖さ」を常に持っていました。
というか、今でもそんな気持ちがないわけではありません。

経営者ですから「ヒマ=売上ダウン」だとも言えます。
もしこれが続けば・・・。なんてマイナス思考だって働きます。

だから強制的に「忙しさ」を作っていたんじゃないかと。
やりたいこともあったこともあり、それを隠れ蓑にして言い訳にして、怖さがあるから「忙しい」を演出していたんじゃないかとも思います。

2年前、大病を患った原因はコレでしょうね。
コレ(怖さ)からのストレス。で病気になるというカンタンな現象です。

ただ反面、後から医療関係の仲間から言われたこと。
「休んでないんだもん。疲れがたまって当然でしょ!」
「ストレスだけじゃないよ。回復するわけないじゃんか!」
と言われたのは、医療関係のボクにとってはかなり堪えました。

神様が強制的にリセットボタンを押しにきた。
でもまだ物語には続きがあったらしく、今こうやって生きているわけですが。

実は親しい患者さんのダンナ様が突然亡くなりました。
ボクと同じく自営業の方でした。
話を聞いた時はショックを通り越して言葉になりませんでした。

▲元気でいることが家族に対しては何よりの宝です。
その上で自分のやりたいことをやり、稼いでくること。
ボクはこう考えています。妻にはホントに感謝の気持ちしかありません。

勝手な自論でゴメンなさい。

やりたいことをやっている分にはまだいいですよね。
それを自分が選択し、充実して活動しているわけですし。

それでもあえて言いたくなった。

せわしなく動いているのは、それは中毒です。
その中毒に冒されてくると、依存するようになります。
これが繰り返されれば、もうそれに麻痺しているんです。

どんなに楽しいことをしていたってカラダに負担はかかります。
ココロにも少なからず負担はかかっています。

「今がやる時だから!」
「ここが一番大切な時だから!」
「疲れてないよ。楽しいから」
「子供たちの笑顔が見たいから」

どれひとつとってもウソも偽りもない言葉でしょう。
それでも。

誰一人として、次の日もいつも通りに動ける保証はありません。
誰一人として、明日を約束されているわけではありません。
だから「ちゃんと休もうよ」って言いたい。

楽しいことは中毒性があります。
そして「依存性」もあるんですよ・・・。
そして忙しさに麻痺してくるんです。

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ボクは世間で見たら、
「40代半ばの大病をしたオッサン」です。

今ココで治療という生業をしているから生きていけます。
もちろんヒマな時間もあるけどね。それも含めて。

病気前、実際にいろいろ行動をしていました。
しかもどれも楽しかったし充実していました。
無理をしているなんて感覚なんてこれっぽっちもなかった。
それでも倒れるんだよ・・・。

人生は長い。壮大な旅です。
行く先はどこになっているのかしら。

元気なら楽しい旅になることでしょう。
じゃなかったら???

ボクは病気後のお出かけは全く楽しくなかったです。
やりたいことできないし、食べたいもの食べられないし。
今でこそそれなりにできるように、食べられるようになりました。
それでも動いたら休む。これを実行しているから大丈夫なだけです。

休もう。限界まで動くのはやめよう。
中毒・依存&麻痺を起こしていたら気づきません。
ボクの勝手な考え方ですけどね。

前述したダンナ様にあらためて教えてもらいました。
ゆっくり焦らず。休み休みでいいから歩いていこう。
ではまた。

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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