深刻なのは相手。こちらが深刻にならないこと。

こんにちは。サイモン山田です。
日に日に秋が深まっていくような気候です。
今日は10月上旬の気候らしい。何だか物悲しいな・・・。
(たまには、らしくない言葉を使ってみました~笑)

さて今日のテーマは、

深刻にならないこと。

よく「真剣」にはなっていいが「深刻」にはならないこと。
そんな言葉を耳にします。
僕はこと言葉をどこで耳にしたのか、記憶にはないのですがよく聞くイメージがあります。

真剣ググったら画像はこんな画像がありました。
上村光典さんの言葉なのかしら?書が上村さんのものなのかしら?
どちらにしても、とてもいい言葉だと思います。

僕の仕事ではこの「深刻」にはしょっちゅう出くわします。
「深刻な症状」ってヤツです。

その患者さんにとっては、深刻です。悩み深き症状なのかもしれません。
だからこそ整骨院に来ているわけです。

でも僕は、深刻にはなりません。
深刻なのは患者さんであり、僕が深刻なのではありませんから。

深刻なのは僕ではないけれど、その分「真剣」に治療します。
僕のその場でできること、全力で取り組みます。

コトバンクを調べてみたら?

深刻と真剣にはこんな違いがあります。

しんこく【深刻】

( 名 ・形動 ) [文] ナリ 

事態が切実で重大である・こと(さま)。 「 -な事態におちいる」
問題の重大さに心が深くとらわれる・こと(さま)。 「 -な表情」 「 -に悩む」
物事をつきつめて考えたり,念入りに工夫してある・こと(さま)。 「 -な思想」 「 -な表現」 「堅い樫の板を奇麗に切り込んだ手際は素人とは思はれない。-の出来である/三四郎 漱石」
きわめて残忍な・こと(さま)。
[派生] -さ ( 名 )                                                                                 
しんけん【真剣】

( 名 )
(木刀や竹刀(しない)でなく)本物の刀。 「 -で立ち合う」

( 形動 ) [文] ナリ 
一生懸命に物事をするさま。本気であるさま。 「 -に取り組む」 「 -な態度」

[派生] -さ ( 名 ) -み ( 名 )

だいぶ違いますよね。

僕も以前は、患者さんと一緒に深刻になって、深刻に治療していました。
これ、いいように思えるかも知れませんが、全く結果はよくありません。

僕たち治療家がすることは、深刻になることではない。
真剣になること、のみ。

しかも真剣にやりつつ、
治療を楽しむくらいの「心の余裕」があった方が、もっといい。

治っていくのは、患者さんなんですよ。
一緒に深刻になっても、深刻度合いが増すだけ。
治療家側が深刻になると、余計に深刻になりますから。

まとめ

深刻にならず、真剣に取り組み、楽しみながら。
こんなこと書くと誤解を招くかもしれませんが、本当にそうなんです。

僕は治療が好きだし、患者さんと接しているのが楽しい。
でももし常に深刻になっていたら、治療が嫌いになるだろうし、患者さんと接しているのも楽しくなくなる。

楽しんでいない、心にゆとりがない治療家と、
楽しんでいて、心にゆとりのある治療家、どちらに治療されたいでしょう?

楽しんでいても、真剣に取り組みますよ。
真剣に取り組むから、楽しくなるんですから。

これは治療家以外でも、みんな同じです。
売上も深刻に考えていては、それがお客さんに伝わります。
真剣に楽しんで取り組むから、お客さんに選ばれるのだと思いますから。

午前中の難しい症例を診ながら感じたのは、概ね(おおむね)そんなことでした。

いつもお読み下さりありがとうございます!ではまた次回!

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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