今回は結論から先に書きます。
自分に合った施術スタイルを作るための3つの考え方とは、
・軸を決める
・徹底的にマネする
・細部を作り込む
以上です。
こんにちは。テーピングマスター、サイモンこと山田敬一です。
まずは軸を決めよう。
新規開業や院内のシステム変更。
施術メニューの追加やら価格の変更。
オリジナルの施術や個性をどう活かすのか。
これらを「自分のもの」にするにはけっこうエネルギーが必要になります。
開業してもうすぐ10年になりますが、今の施術スタイルになったのはここ一年半前ほどです。
それまでは病気もあり試行錯誤の連続でした。
自分に合ったスタイルにたどりつくには時間がかかります。
開業当初は「しっかり治療すれば患者さんはやってくる」なんて思っていました。
それまで修業してきた整骨院がそんな感じでしたからね〜。
個性なんてほとんど考えたことがなかった。
軸として決めることは大きくいくつかあります。
・施術スタイル
・施術料金
・施術時間
・施術日
その他細かいことを書くとキリがありませんけど・・・。
これらに自分なりの「大義」があって、そして「患者さんのメリット」が重なっていること。
その上で細かいことを考えていけばいいんじゃないかな。
治療家としてどんなことがやりたいのか?
これが軸として出来上がっていると先に進みやすいです。
反対に決まっていないと、いつまで経ってもフラフラすることになります。
グラウンディングができていない状態です。
▲ボクの軸はオリジナルの整体とテーピング。
それが決まっているからやりやすいし、患者さんも選びやすいのではないかな。
徹底的にマネしてから細部を詰めよう。
もし自分の施術スタイルが固まっていないなら?
カンタンに言えば勉強不足であり、情報収集不足です。
これは間違いありません。
土台作りとして、誰をターゲットにしてもいいから、徹底的にその人をマネしよう。
その人の施術スタイルや考え方をどんどん取り入れよう。
それがそのまま自分に合うのであればそれでもいい。
もし合わない部分があれば、自分なりにアレンジしていけばいい。
これもやはり「守破離」です。
最初からオリジナルの施術スタイルなんて作れません。
徹底的にマネしたその先に見えてくるものを信じよう。
結果が出ないひとつの理由は「きちんとマネしてないから」です。
そして自分の「オリジナリティ」「個性」をベースに「細部」を作っていく。
ボクの考え方はこうです。
「医療業種はオリジナリティや個性を活かす前に『最低限度やること』がある。それは目の前の患者さんに対して最低限の結果を残すこと」
現代社会は医療業種だってサービス業のひとつです。
それはそれで認識していますし、反対意見があるわけではない。
ただそれでも。
ボクは口先だけではなく、結果を残せる医療人でありたい。
だからオリジナリティや個性は、後から付け足すくらいでちょうどいいと思っています。
だからこそ「土台作り=結果を残している人のマネ」です。
これでいいと考えています。結果を残せない治療家なんて個性もクソもないんだから。
その上でどこに特徴を持たせるのかなど「細部」を作り込んでいけばいい。
ボクは自分の歩んできたスポーツ現場での経験をベースに今の施術スタイルを作り上げました。
それが細部です。
オリジナルができればアレンジはいくらでもできます。
自分が作ったんだから、自分で壊して、また作り直せばいいだけです。
それがスポーツでも、美容でも、治療でもベースは同じこと。
細部とはいえ、そのくらいここにたどり着くのは重要なことです。
繰り返しますが自分に合った施術スタイルを作るための3つの考え方とは、
・軸を決める
・徹底的にマネする
・細部を作り込む
今の結果に満足している治療家はそのままでいい。
そうではない治療家は今一度、このあたりを見直す必要があるんじゃないかな。
技術系仕事の人にはすべからく当てはまると思いますので、この年末年始に時間を作ってみてはいかがでしょうか?
やまだ整骨院 院長 山田敬一(サイモン)
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
最新記事 by 山田 敬一 (全て見る)
- 銅メダルはおめでとうなのか、そうではないのか? - 2024年9月30日
- 脳を働かせるためには勉強だけじゃなくアウトプットしよう - 2024年9月2日
- ストレッチはいつやるのがいいのか? - 2024年6月12日