資格だけでは商売繁盛はしません。
だけど経営に必要な資格は存在します。
ご利用は計画的に。
資格だけではメシは食えない。
治療業界には資格がたくさん存在します。
その中で国家資格は柔道整復師・鍼灸師、あんま・マッサージ師、のみです。
それ以外は国家資格ではありません。
整体師、カイロプラクター、各種◯◯セラピスト、エステティシャンなど国家資格ではありません。
カイロプラクターはアメリカではDr of chiropractic(ドクター オブ カイロプラクティック/D.C.)と言って医者とほぼ同様の扱いなんですけどね。
ただアメリカのカイロプラクターは大学で6年間学びます。
日本はほとんどのカイロ学校は2年制ですから、同列で考えられはしないんですけどね。
※ちなみに柔道整復師は3年制かもしくは4年制です
ではこれらは何の資格かと言えば、正確に言えば「資格」ではありません。
ただの「認定」されているだけです。
ボクも講習やセミナーを開催しています。
だから自主開催のセミナーで認定証を出すことは可能です。
これらもただ単純にボクが認めたというだけです。
悪く言えば何の効力もありません。
ボクが認定したというだけです。
もし仮に何にもできない人に認定証を出すとします。
もちろんそんなことは許されることではありませんけどね。
ですが可能ではあります。
そんは輩が実は世の中にはたくさんいるのも事実ですよ。
前回のブログでも触れましたが、だからと言って国家資格取得者が優秀、それ以外はダメ。
そんな短絡的なことではありません。
あくまで制度上はそうなっているという客観的な事実をお伝えしています。
▲ボクの柔道整復師の認定証です。国家資格なので当時の厚生労働相の名前が入っています。
だったら資格取ればいいじゃん。
柔道整復師しかり、鍼灸師しかり。はたまた税理士しかり。
資格商売はことごとく憂き目にあっています。
でもハッキリ言えばその資格にあぐらをかいていたからに過ぎません。
正直なところボク自身もあぐらをかいていたんだろうな、そうも思えます。
今まではあまり整骨院・接骨院、整体院・カイロ院などの違いについては触れてきませんでした。
それは資格うんぬんではなく、技術や考え方・想いの方が重要だと考えているからです。
昨日のブログで医療費控除について触れましたが、それだけでも違いがあることが伝わっていないし、ボクが伝えることをサボっていただけなんじゃないかと。
ただね。
こういう内容を書いていくと少なからず批判的な意見をいただくのも事実です。
特に同業の人からのね。
しかも「柔道整復師なんて保険を使ってるから集客できてる」とか「大して勉強もしていないくせに」とか全く関係ない話になったりします。
だったら柔道整復師の資格取ればいいじゃん。
本気でそう思います。
そして柔道整復師も医者のことを批判したりするんです。
「レントゲン撮って何も異常がないって言っても痛みがあるんだから」とか「湿布や痛み止めじゃ治らないのに」とかね。
だったらあなたが医者になればいいじゃん。
これまた本気でそう思います。
人の批判をすることではなく「自分の仕事のことを真摯に伝えればいい」し、それが似たような資格のようなものであれば「違いを分かりやすく伝えればいい」だけ。
ボクの周りにはスゴ腕の整体師・カイロプラクターもいます。
反対に何もできないような柔道整復師もいます。
資格では判断はできません。でも時に資格は重要ではあります。
医者にボクは救われました。
10時間近い手術をしていただきました。
医者には医者の仕事があるんです。
これからも違いについて書いていきます。
自分の仕事を正確に知ってもらいたいこともありますが、治療院を選ぶ時の指針になればと考えています。
やまだ整骨院 院長 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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