アドバイス=おせっかい、なのかもしれない。
アドバイス=余計なお世話、なのかもしれない。
相手にその気の質問がなければね。
アドバイスはしなくていい?
ボクをはじめ治療家にはある気質があります。
それは「教えたがり」ってこと。
これは治療家あるあるです。断言できます。
治療家以外の人でもいるとは思いますけどね。
患者さんにアドバイスしたがる治療家は多いです。
ストレッチ~、体操~、運動~、食生活~などなどです。
でもこのアドバイスのほとんどは聞き入れられません。
そもそも「聞いていないから、質問されていないから」です。
もし患者さんから質問され、それに対してのアドバイスなら。
聞き入れてもらえる可能性は高くなります。
しかしそれでもアドバイスを実践しないことが多いんです。
だから整骨院に来院しているってことなんでしょうけど。
質問されてないのにアドバイスするのは?
単なる「おせっかい」で「余計なお世話」だと思われているかもしれません。
たぶん治療家の人は心当たりあるんじゃないかな?
「コレ、オレのことだわ・・・」って思う人もいるんじゃない?
実際にボクがそうでした。
質問されていないのにアドバイスをする。
アドバイス通りにしないと「何でやらないのよ!」って。
患者さんは望んでいないんだから、完全な独り相撲です。。。
普段の治療では質問ナシでアドバイスすることは減りました。
それでもブログでは「教えたがり」は直りません。
もう性格だからどーしよーもないのかもね・・・。
▲このテーピングの貼り方も質問されてないのにアドバイスしてもやろうと思わないでしょう。でもブログで書くなら実践しようがしまいがどちらでもいい。誰かの役に立ってればそれでいいしね。
その気なら質問しましょう!
だから治療家は質問されるまで患者さんにアドバイスなんてしなくてよし!
どうせやらないんだからしなくていい。
そして患者さんへ。
もし質問するなら、アドバイス通りにやりましょうよ。
アドバイスの内容が難しいようなら治療家に「難しいから他のを教えて」と伝えて大丈夫です。
できないのにそのまま聞き入れてしまう方がよくありません。
厳しい言い方ですが「やらないなら、聞くな!」ってこと。
ウチに来ている患者さんはみんな大丈夫ですけどね(笑)
だから。
治療家は質問されるまでアドバイスはしなくていい。
患者さんはその気があるなら質問して、アドバイスを聞き入れて実践しましょう。
だいたいね。
「アドバイスを実践しない」というのは、そこまで「危機ではない」ということなんです。
危機「感」はあるんです。
でも実際にはそこまで危なくはない。
だからやらない。実践しない。ってことです。
よくあるケースでは、
「腰痛になってから『腰痛体操を教えて』と言ってくる」
こんなことはしょっちゅうあるんです。
そこでアドバイスできることなんてほとんどありません。
だって体操ができるほど回復してないんですから。
回復を待ってからアドバイスする。
もうこの時点では痛みが改善していますから、患者さんはもう腰痛体操なんて興味がありません。
こんなのしょっちゅうです。
治療現場以外だっていろいろありそうですよね?
予防が大切な現場では「あるある」なんじゃないかな。
何もない時、平常時に質問をし、アドバイスを聞きいれ実践する。
こんな「いい患者さん」は正直少ないです。
たぶんビジネスも身体と同じこと。
危機に陥ってから質問するのではなく、平常時から先手を打って質問し実践に移す。
だから危機に陥らずに済むんじゃないかな。
これが「井の中の蛙」だったり「茹でガエル」ってことなんだと思います。
平常時に考えて質問して実践していかないと。
危機が訪れてからじゃどうしようもないんです。
ビジネスも身体も、基本的には同じ考え方でいいんじゃないかな?
アドバイスが聞き入れられない理由は「質問されてないから」です。
質問のないアドバイスは、相手にとって「おせっかい&余計なお世話」なんだと思います。
でも聞きたいことがあったら何でも聞いて下さいね。
できる限りお答えしますので。だからちゃんとやってよね・・・(笑)
やまだ整骨院 院長 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
最新記事 by 山田 敬一 (全て見る)
- 銅メダルはおめでとうなのか、そうではないのか? - 2024年9月30日
- 脳を働かせるためには勉強だけじゃなくアウトプットしよう - 2024年9月2日
- ストレッチはいつやるのがいいのか? - 2024年6月12日