専門性はリスクなのか?多様性を認めると楽になります。

専門性、プロになるのは大切なこと。
多様性、マルチタスクも同時に大切なこと。
どっちを大切にしますか?

専門家って響きはいいんだけど。

一点集中突破。専門性の強化。
とってもいいことだと思うし、ボクもそうやってきました。
まあ治療家なんてほとんどそんな感じだとは思いますけどね。

ある分野に卓越することは素晴らしいことです。
反面、それ以外のことには全く頓着しないというのは考えもの。

ボクの場合ならテーピング。
でもこれだけではどうにもなりません。

いくらテーピングが上手に貼れたって、その前の手技、もっと言えば「見立て」ができていなければ、意味を成さなくなってしまう場合は多々あります。

そして「テーピングを貼ること」が目的ではありません。
クライアントが望む結果になってこそ、テーピングを貼った意味があります。

専門性を磨くことは大切です。
しかしそれが「こだわり」になってしまったり「井の中の蛙」になってしまうこともあるんです。

テーピングのテープ自体もどんどん進化しています。
ボクは基本的に「貼る側」の人間ですが、テープの進化とともに貼るスキルも変化・進化させていかなければ、テープの進化の恩恵を受けられなくなってしまいます。

▲迷彩柄のテープです。これも取り扱えることになりました。以前から進んでいた開発でしたがようやく完成。これを貼るのはどんな人なんだろう?どんな競技?サバゲーとかイケるんじゃ?自衛隊とか使ってくれないかな?想像するとニヤニヤしてしまうな。

多様性を受け入れる姿勢を持つこと。

人それぞれに考え方は違います。
テーピングだってボクの考え方とは違う人がいます。
ボクのスキルや考え方だけが正しいなんて1mmも持っていません。

そして治るんなら、改善するのなら、何でもいいとすら思っています。
整体でも、カイロでも、エネルギーでも、気功でも何でもいいんです。

だからテーピングスキルもテープ選びも何でもいいんです。
ボクはその中で「専門家としての一番」を提供するだけですし、それを選ぶのはボクではありませんから。

情報収集は怠っていませんから知っています。
100円ショップでもわざわざテープを買いますし、ドラッグストアでも売っているものは全て買いましたし、ネットでもたくさん買いました。
YouTubeもいっぱい見たし、各メーカーのWebサイト動画もたくさん見たし、DVDも買いました。

まあ中には明らかにパクリだろ?って動画もありましたよ。
ボクもDVDを出していますからパクられるのは覚悟の上ですけどね。

ちなみにボクのDVDはこんな感じです。
興味がある人はチラッと見てあげて下さい。
全部で8本出していますが、これが最新作です。
「超パフォーマンスアップテーピングDVD」

だから分かっています。
ボクはテーピングに関しては超一流(笑)

だけど他のテーピングスキル、テープそのものは否定しません。
「ボクのスキル、考え方と違う」ってだけです。
興味がない。情報収集はしますけどね。

つまり。
専門性を追求するあまり、他を否定する。
これがよくあるパターンだと思います。

専門家であることと、多様性を認めること。
これは二律背反、矛盾しそうではあるんだけど、並立して大切なことなんです。

テーピングを追求しながら、講習の資料を考えながら。
やっぱり好きなことだといくらでもできるんだな、なんて思います。
毎月一回以上講習ができるなんて幸せだわ。

 

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テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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