自分で「新しい」を生み出すことは難しい。
たぶんそれはほとんどないんじゃないかな。
あるとしたら知られていないから新しく見えるだけでは?
新しいかどうかは知識量の差。
治療業界では新しい治療法なるモノがここ最近やたらと目につきます。
トレーニング方法とかストレッチの類でもそうです。
動画や書籍を見てもそのほとんどは知っているようなものばかり。
正直言って真新しい感じは全くしません。むしろ昔からこのやり方ってあったよね?と思えるようなものが多いです。
誤解なく書いておくと、ボクが伝えているテーピングだって同じようなものです。
2007年からテーピングの講習会をスタートしています。
少しずつ進化・深化していても2018年現在で決して「新しいテーピング方法」ではありません。
初めてテーピングに触れる方には新しく感じるかもしれないけどね。
新しくなるのは人間です。
旧態依然の考え方を捨てて、全く違う概念を治療やトレーニングに落とす。
そして伝える先、受け取る側も新しくなっています。
業界の古い考えや慣習にとらわれず、ボクらが育ってきた時代とは違う感性を持った人たちになる。
新しい方法ややり方が生まれるわけではなく、発信する側の人間と受け取る側の人間が新しくなっただけのような気がします。
組み合わせ次第で「新しい」を生み出すことはあっても、本当の意味で新しいわけではないから。
▲テーピング講習会は見た目なんてそんなに変わり映えはしません。だから自分自身がバージョンアップすることが大切。そして情報も人間もアップデートしていく必要があるんだよね。
新しくみせる伝え方の妙。
ネーミングなんてまさにそう。
人間がベースになるわけですから、人の名前を冠したネーミングにする。
これだけで新しいモノにはなります。
ボクなんかまさにそれです。
「サイモン式〇〇~」とすれば、ボクが考えたオリジナルになります。
今までと何ら変わらないものだとしても、です。
もちろん日々進化させるべく臨床で研究を重ね、スポーツ現場などで実践し続けてはいます。
そして今までと違ったように『見せる』こと。
治療法もトレーニングもストレッチも、昔からあったものなのに「見せ方」が違えば新しいモノのように見えてしまう。
それをネーミングにしてしまえばいいだけです。
だから冒頭に書いたように、新しいかどうかなんて持っている「知識量の差」でしかなくなってきています。
ということはしっかり情報収集し、自分でその情報を取捨選択をしていかない限り「新しく『見える』モノやコト」に振り回されるようになってしまうのではないでしょうか。
情報を出す側は真摯に取り組む姿勢が問われます。
情報を受け取る側はそれを見抜く目や感性が問われます。
騙しているわけではないし、騙されているわけでもない。
だけど一歩間違えば「騙す騙される」そんな状況になってもおかしくありません。
結局は人間の為すことです。
どんなに目新しいモノやコトが生まれても、それをハンドルするのは人間です。
ボクは・・・。
できる限り正直に、真摯に、真正面から生きたいな。
6月24日からまた新しい講習がはじまります。
最新のアップデートした情報をお届けしていきますよ。
テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
最新記事 by 山田 敬一 (全て見る)
- 銅メダルはおめでとうなのか、そうではないのか? - 2024年9月30日
- 脳を働かせるためには勉強だけじゃなくアウトプットしよう - 2024年9月2日
- ストレッチはいつやるのがいいのか? - 2024年6月12日