今いるお客さんを大切にすること。
他人と違うことをすること。
それを継続すること。
繁盛するにはコツがある
とある知り合いの、自営業をしているお母さんがいます。
その方のとても印象的な言葉がコレです。
それが「繁盛させたいなら、今のお客さんを大切にして、他人と違うことをやればいいのよ」という言葉。
マーケティングのマの字も知らないお母さんの言葉です。
これがお母さん流の繁盛のコツです。
このお母さんは徹底的に同業者と違うことをしたらしい。
お客さんの要望に合わせて休日に営業したり、夜遅い時間まで営業時間を伸ばしたり、お客さんの必要な商品を揃えたり、とにかく他人のやっていないことをやり続けてお店を繁盛させていったと聞きました。
話を聞いたのは10年以上前のこと。
今とは時代背景も違うし経済状況も違うので、一概に同じことをすればいいとは言えません。
お母さんがやったことはいわゆる「差別化」ですよね。
だけどよくよく考えてみれば「差別化」もお客さんに合わせて行うなら単純な差別化にはなりません。
そこにはお母さんがそれぞれのお客さんに合わせたコミュニケーションが存在しているからです。
勝手に「独自化」されているような感じ?かな。
これが商売の基本のような気がします。
自分にできることをやればいい
これだけ整骨院やサロンがあれば、ホームページを見たって、看板を見たって、ほとんど変わり映えしません。
整骨院だけだって全国に50000軒以上あるんです。
自分を選んでほしいって言ったって無理でしょう。
施術に飛び道具はありません。
「〇〇で一瞬に改善する施術法」もありません。
施術も販促も勉強もSNSもすべて大切です。
一つひとつを丁寧に重ねた先に繁盛があるだけです。
だからこそ前述したお母さんの言葉が印象的です。
マーケティングのことを何も知らなくたって、お客さんのことを想う、考える、大切にする、それを積み重ねることで「他人との違いや独自性」を生み出すことはできるんじゃないかな、と。
あなたのところで買いたい。あなたに治療してもらいたい。
そう思われることは可能なんじゃないか、と。
今現在ボクの院は順調です。
もちろん治療家一人でやっていますから、常に背水の陣みたいな状況(苦笑)ではありますけど、患者さんに対し丁寧に向き合ってきた結果だと思っています。
あとは患者さんに恵まれているってこと。本当にそうなんですよね。
間違いなくボクは腕より運がいい。そう断言してしまおう。
運があるから今まで恵まれているし、これからもそうなんだと思います。
自分の特徴を削ってしまったり、今まで喜ばれていたことを変えるくらいなら、自分のできることを真摯に丁寧にやるのもいいんじゃないかな。運を味方にするためにもね。
▲勉強するのもそのためでしょ。自分のためであり患者さんのため。ただ勉強するより目的があった方がいいしね。
まとめ
経営するなら繁盛した方がいい。
素直にそう思っていますから変えることも変えないことも自分の考えで決めています。
中心に何を置くのか?
自分?スタッフ?家族?お客さん?患者さん?お金?もちろんすべて大切ですよね。
ボクはなんだろう・・・。
答えは出ません。
目の前にいる患者さん一人ひとりに向き合い丁寧に接すること。
当たり前のことこそ真摯に丁寧に行うこと。
ボクにはこれしかできません。ゴッドハンドではないからね。
お母さんがやっていたのもコレでしょう。
この繰り返しが繁盛のコツなのかな。
久しぶりに自分の考えを書いてみました。
最近は読んでくれている患者さんも多いので、たまにはちゃんと書いておかなくちゃね(笑)
テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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