スピリチュアルだけでケガは治らない。イメトレだけで足が速くなるわけではない。

目に見えないものを信じてもいい。
目に見えるものを信じてもいい。
両方とも信じた方がいいよね。

治療家とスピリチュアル

先に書いておきますが、ボクはスピリチュアルなものが好きです。
目に見えないものも好きです。

心霊現象も、オカルト的なことも好きです。
UFOだって信じていますしね。
矢追純一さんと、大槻教授のバトルは面白かったな~。
ボクは矢追さんガンバレ!っていつも思ってました。
それはどうでもいいんですけどね(笑)

ここしばらくのスピリチュアルブーム。
治療業界にも進出しています。

エネルギー系の治療とか、チャクラ治療とか。
波動調整とか、その他もろもろあります。

これら全て、ボクは肯定派です。
患者さんが良くなるのであれば何でもいいです。
でも一人の治療家としては疑問を抱いてもいます。

治療家が「スピリチュアル」で治療する。
言い換えると「目に見えないもの」で治療する。

ある程度、臨床経験を積み重ね「どうしてもうまくいかない症状」に出くわす時があります。
もしかしたら「これは目に見えないものでも関係しているんじゃないのか?」とも思える瞬間があります。

こういった状況を経験した後なら納得できるんです。
臨床経験を積み重ねていても「うまくいかない時がある」ということだから。

しかしこれがもし「臨床経験が浅い治療家」なら?
「おい!スピリチュアルの前に、もっと臨床経験を積めよ!」って思います。

逃げないで正面から向き合おう

もし。
①転んで骨折したら?
②包丁で手を切ったら?
③大動脈解離にかかったら?

①なら、骨折は骨を正しい位置に戻して固定するでしょ。
②なら、手を切ったら傷を縫って包帯を巻くでしょ。
③なら、血管が裂けたら手術して人工血管にするでしょ。

③はなかなか体験することはないですけどね。
ボクももう体験したくはありません・・・

それはさておき。
上に書いたような状況になった時。

こんな状況下の中、スピリチュアルで治そうとします?
お祈りしても、穢れを払っても、信心していても治りはしない。
そんなことしてたらボクは死んでただろうな。

臨床経験こそが治療の土台です。
もし外科の若いドクターがスピリチュアルに傾倒していたら?
ちょっとコワくないですか?

ボクら治療家も同じだと思うんです。
まずは目に見える症状に対し、真摯に真剣に向き合うことです。

「できること」「できないこと」を知りつつ、臨床経験を積み重ねること。
それをやらずしてスピリチュアル?
だったらもう治療家なんて名乗らなくていいじゃないの。

そう。逃げるな。ってことです。
正面から向き合おう。ってことです。

スポーツも同じ。
結果を残すのにイメージトレーニングが大切なのは分かっています。
だからボクもイメトレの勉強をしました。

だけど練習しないでイメトレだけしてても足が速くはなりません。
いくらイメトレをやっても、それだけで速くはなりません。
無理です。練習という行動を起こさない限り、速くなるわけはないんです。

そりゃそうだ。
練習しないのに速くなるわけないじゃん。
って思いますよね。

スポーツだと「そりゃそうだ」と思うのに。
なぜか治療になるとそうは思わなくなるらしい。

ジャンルは違うけど、これは共通です。
治療もスポーツも根底は同じだと思うんです。

▲スピリチュアル好きなんですよ、本当に。じゃなかったら毎月一回以上神社にお詣りなんてしませんから。この写真はウチの氏神様、鳩ヶ谷氷川神社です。

目に見えないものはハマリやすい

スピリチュアルが好きだからこそ思うんです。
そこには「ワナ」が仕掛けてあるって。

目に見えないことは、自分が信じるしかないから。
目に見えるものなら誰でも認識はできますからね。

そもそも治療家がスピリチュアルに傾倒する時とは、、、

「自信がなくなっている時」

だと思うからです。

目に見えない、だから現象が起きたらラッキーだし、何も起きなくても不思議ではない。
だって目に見えないものを信じるしかないんだから。

目に見えるものは、ある意味残酷です。
うまくいかないことは自分の感情とリンクするように如実に表れてくれます。

目に見えないことを信じるのはいいんです。
ボクも信じているから否定なんてできません。

ただしこれが「逃げ」にならないように。
チャレンジしないこと、行動しないことの「隠れ蓑」にならないように。

引き寄せの法則なんてその最たるものです。
この法則自体は間違いなく働いています。

引き寄せるには行動が伴いますよね。
思っているだけ、待っているだけでは現実化はしません。

行動するから現実化していく。
ただそれだけです。

ボクが伝えたいこと

繰り返しますがスピリチュアルを否定しているわけではありません。
ただ物事には順番があるってこと。
特に治療家と名乗るんだったら大切にしなくちゃいけないんじゃないかと思うんです。

そしてセラピストと名乗ったり、身体関係を生業にしている人も同じです。
どれだけそのジャンルを突き詰めていますか?
いたずらに「目に見えないもの」を相手にして商売してませんか?

スピリチュアルが好きだからこそ思いました。
逃げるな。向き合え。
その後だよね、人の気持ちに寄り添えるのは。

 

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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