スポーツに関わりたい人は多いはず。
では何を、どうすればいいのだろうか?
これを身につければ何らかの形で関われるはず。
スポーツの世界に関わりたい
何らかの形でスポーツに関わりたい、そう考えている人は多いと思います。
特に学生時代にガッツリと部活でスポーツをやっていたりすればなおさらでしょう。
もちろん関わり方にはいろいろあります。
ファン・サポーターでも関わっていることになりますし、運営や育成、または用具関係などを取り扱う、取材やライター活動でも関わることができますよね。
ここではあくまで「選手の身体に関してのサポート」を書いていきます。
スポーツ関係の大学に進んだり、医療系やトレーナー系の資格を取ったり、スポーツに関わっている人はかなり多いです。
我々治療家も同じような状況だと言えますが、そのほとんどは「スポーツをやっている患者さんの来院を待っている」そんな状態です。
チームに試合や合宿で帯同したり、高校や大学の部活に入り込んで選手のケアをするなんてことはほとんどないでしょう。
ハッキリ言ってしまうと、スポーツの世界で「メシを食っていく」のは容易なことではありません。
ボクもそうですが「整骨院運営などの自分の仕事」が土台にあり、スポーツに関わっている部分の大半は「ボランティアに近い」状態です。
スポーツ関係の「現場仕事」だけでメシが食えるのは、プロスポーツのチームトレーナーであったり、プロのアスリートと契約していたり、大学に雇用されていたりなど、数少ないと言って差し支えないはずです。
実際にボクの周囲にも、プロの格闘技選手や名前を聞いたことのあるアスリートに関わっている治療家がいますが、みんな「自分の院」を運営している上でスポーツに関わっているのが現状です。
そうまでしてでも関わりたいのがスポーツの世界だったりします。
もうちょっとした病気ですよね。我ながらそう思いますもの。
何が必要になるのか?
ここからはボクの講習会に参加してくれている治療家の話をします。
現在、自身の整骨院を運営しつつ「地元のサッカーチーム」や「出身校の柔道部」や「近隣校の弓道部」のサポートをし、試合などにも帯同している治療家です。
その治療家(柔道整復師・男性)は、わざわざ北海道から毎月のように東京まで勉強に来ています。
(受講費用より交通費や宿泊費の方がお金がかかっているような?)
彼が2年前、ウチに勉強に来る前までは「ごく普通の治療家」でした。
・お年寄り中心の来院形態(よくあるパターン)
・保険取り扱い中心(実費での施術メニューがない)
・特徴のない施術(電気かけたり、揉んだり)
こんな感じで治療活動をしていたそうです。
だから患者さんに選ばれない。他の治療院と比べても選ぶ理由がないですもの。
彼は勉強を重ねるとともに一気に施術メニューや施術料金を変えていきました。
もちろんすべての患者さんが受け入れてくれたわけではありません。
去って行く方もいましたし、文句を言ってくる方もいたそうです。
それでも彼は踏ん張りました。そして今では来院する患者さんは若い層が多数を占めているそうです。
そしてサッカーチームや柔道部・弓道部からのオファーを受けるほどにまで「選ばれる治療家」になっていったんです。もちろん売上も以前より上がるようになっています。
彼が身につけたこととは
・結果が残せる施術
・テーピング
カンタンに言ってしまえばこの2点です。だってボクが教えたのはこれだけですから。
それだけなのに「選ばれる治療家」に急成長を遂げました。
正直言ってボクがビックリしていますし、彼の行動力と素直さには感服します。
そう、まず真っ先に必要になるのは「行動力」です。
駒場先生のブログはコチラからどうぞ。
▲右が北海道旭川市から毎月来ている駒場敦先生。彼がボクの中では一番成長した治療家の一人でしょうね。まだまだこれからどんどん成長すると思います。
大切な3つのこととは?
・資格&施術
・テーピング
・情熱
この3点です。
ボクは以前から「選ばれる治療家」になるにはこの3つが治療家にとって最も大切な要素だと言い続けてきました。
それを駒場先生が証明してくれました。
そして治療家にとって、だけではなく「スポーツに関わりたいなら」この3点が必要だと言い切れるのでは?と考えています。
・資格&施術
これはないよりあった方がいいに決まっています。なくても素晴らしい技術を持った人も中にはいるでしょう。ですが外部から見た場合に資格の有無は判断基準のひとつになります。無資格の人と有資格の人がいるならわざわざ無資格の人にオファーはきません。
トレーニングの指導をできる人はたくさんいます。もし「正確にトレーニングができない状態」だったら?先に必要なのはトレーニングではなく「身体の状態を改善すること」、つまり施術です。スポーツ選手を施術するのは簡単ではありませんが、しっかり施術できるようになれば、その他大勢から一歩抜け出せることは確実です。
・テーピング
今まではテーピングは固定ができていればそれだけで事足りていました。「テーピングでパフォーマンスが上がること」を知り始めたアスリートは少しずつですが増えています。そのテーピングができない治療家・トレーナー、もうこの先は選ばれなくなると思いますよ。
・情熱
これなしではアスリートには関われません。ハッキリ言ってしまえば儲かるか儲からないかで考えるなら、一般の人を相手にしていた方がいいです。治療活動しかり、パーソナルトレーニングしかり、その方が断然効率もいいですし結果に対しての責任も大きくありません。だからこそ情熱なくしてスポーツに関わるなんてできませんし、情熱がないならアスリートに対して失礼だと思うのです。
これはすべて私見ですが、自分の経験上、間違いないとも確信しています。
もちろんこれ以外にも大切なことはたくさんあるでしょう。しかしこの3点はスポーツに関わりたいなら必要不可欠になるのは理解できるのではないでしょうか?
4月21日から第三期のテーピング講習会を開始します。
前述した駒場先生もこの講習を受講してから今の活躍が始まりました。
第三期サイモン式テーピング・ベーシックコース
詳細&お申込みはコチラから
最後に
スポーツに、アスリートに関わって、施術でもテーピングでも何でもいいから役に立つこと、背中を押せること。
これは何より代え難い経験になります。実は一番成長させてもらえるのは自分自身なのです。
とくにトップアスリートに関わるには、生半可な知識や経験、勉強量ではあの人種には太刀打ちできません。
小手先のスキルやコミュニケーションなどはカンタンに見透かされてしまうし、役に立たなければすぐに他にオファーが行ってしまいます。
手前味噌にはなりますが、駒場先生が一気に成長できたのは、ボクが経験してきたことをアレンジして伝えたからです。
さらにそれを駒場先生が素直に実践したからです。我流でやり続けてもなかなか思った成長は望めません。
スポーツに関わりたいなら。
「資格&施術」「テーピング」「情熱」が必要です。
テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一
第三期サイモン式テーピング・ベーシックコース
詳細&お申込みはコチラから
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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