こんにちは。山田敬一(@kei883)です。
学生スポーツ最高。応援せずにはいられない。
頑張っている者に心からのエールを送ります。
春高バレー、初体験!
甲子園へ行くより先に春高バレーに行くことになりました。
ちょっと悔しくもあり、かなり嬉しくもある。そんな複雑な心境です。
昨年からバレーボールに関わっていますが、そもそも最初の関わりは患者さんの治療から始まっています。
今回春高バレーに出場した女子高生(Aさん)、実は小学校3年生から診ています。小学生時から高いレベルのプレーをしていた彼女。中学生になり強豪中学で活躍していました。
その後高校進学を考えた時に「このまま東京の高校に進学したら春高バレーに出場できないかもしれない」と彼女なりに考えたそうです。
というのも東京の高校はバレーボールのレベルが高いんです。「もし東京の高校に進学してもレギュラーにはなれないかも。ベンチ入りもできないかも。春高バレーに出られないかも?」そう判断したAさんは福島県の強豪校でもある郡山女子大付属高校への進学を決意します。
初めて親元を離れ寮生活です。それほど春高バレー出場への決意が硬かったのでしょう。
当時それを聞いたボクは「春高バレーに出られたら応援に行くからね〜」なんて気軽に言っていたことを今でも鮮明に覚えています。それが本当に実現したんです!
マジでスゴイ!だって全国大会ですよ!夢を目標を実現させた瞬間です。
そりゃ応援に行かなきゃバチが当たる。というか応援に行きたい!
親御さんにお願いしてチケット用意してもらいました。
▲初の春高バレー。応援席のチケットは関係者じゃないと手に入りません。ボクは関係者として認めてもらえました(笑)
盛り上がりがハンパない
開会式&一回戦は1月5日。その日は出場する全部の高校が揃います(シード校除く)。だからとにかく応援の人数がハンパないのです。ビックリするほど人が多い。座れないのは当たり前、人垣で試合が見られない。
熱気もハンパない。アツさもヤバイ。実際に本当に暑い。
会場は超満員。応援は各学校の試合ごとに入れ替えていきます。このあたりはなかなかスムースに行われていましたし、どの高校もみんな不思議なほど指示に従っていてめっちゃ好感度高くなりました。
▲甲子園でおなじみの習志野高校の「美爆音」も聞けました。体育館であの音量は反則でしょ。と思うほどに爆音でした。どの高校よりも大きな音で迫力があったな〜!
応援はお揃いでね
応援席は特定の人しか入れません。保護者や関係者、現役の生徒やOGなどが青のポロシャツかジャンバー、もしくはピンクのTシャツを着て応援席に入ります。
▲ここまでずっと立ちっぱなし。ようやく座れました。キヨシと一緒に青いジャンバーで一枚。
この直後。全員立ち上がります。また立つの?そりゃ当たり前ですよね。立って手拍子やら声を出したりやら、もう気持ちは郡山女子付高の一員です。
一点取ってはいけいけと声を出し、一点取られてはまだまだこれからだと背中を押す。全日本とも大学とも違っったこの一体感は春高バレーならではでしょう。
現地で応援しないと分からないし、応援席に入らせてもらえなかったら分からない。甲子園のアルプススタンドも同じような感じなのかな。
▲一体感がマジで最高でした。こんな体験はなかなかできないよね。
夢も希望も栄光も挫折も
対戦相手は佐賀県代表の鳥栖商業高校。一回戦は何とか勝ちたかったですがフルセット1ー2で敗れてしまいました。この春高バレーに出たくて一生懸命頑張ってきた選手たちです。
それでもなかなか簡単には勝たせてくれないのが全国大会です。1セット目はこちらペースでしたしかなりいい感じで攻撃ができていて先にセットを取りました。2セット目以降は相手ペース。攻撃も読まれていた部分もあり、さらにディフェンス面での乱れもあり逆転で敗れてしまいました。
ベンチメンバーも、応援席にいるメンバーもいます。全員がこのコートに立ちたくて、そして全員が勝ちたかったはずです。勝者と敗者のコントラストがこれほど色濃く出るのは本当に切なくなります。
ここ最近は感情移入しすぎているので選手や親御さんの涙を見るとこっちまでもらい泣きしてしまいます。でもそのくらいこっちも真剣に応援しているってことなんだよね。嘘偽りなくね。
▲3番がAさん。リベロのプレイヤーです。ここまでよくやってきたよね。素晴らしいぞ!
冷静に考えると春高バレーに出場し目標を達成し、夢のコートに立ちそしてプレーし、緊張と高揚感を味わい、そして最後は敗れてしまい挫折感を味わった。この一連の流れだけでもスゴイことです。
ボクはAさんの応援をしてきてよかったと心から思っています。時には福島から連絡があり、LINEでケガの処置方法を教えたり、テーピングの指導を画像や動画で送ったりもしました。
また春高直前には痛みを訴えていたこともあり、休日に整骨院を開けてひとりだけ治療したこともあったっけ。
そんな手間のかかることもありましたが、Aさんのプレーを間近で見てすべて報われたというか、やってきてよかったなと心から思うことができました。
先日、福島に帰る前にAさんが治療によってくれました。ジャージ姿以外で会うのが初めてだったので、オシャレな姿を見て、ちゃんと女の子なんだな、とちょっと安心したり(親戚のおじさんみたいな気持ちね)。
「先生、応援ありがとうございました」とお礼を言ってもらい嬉しいやら、あらためて悔しいやら複雑な心境でした。当の本人はいまだに相当悔しいらしく「先生、あの試合勝てましたよね?」と言ってきたのが最初の言葉でしたからね。そりゃ悔しいよね。逆転負けだしね。
ボクも勝ってほしかったけど、Aさんがプレーしているところを見られたことが嬉しかったし、満足感の方が大きかったのはナイショにしておきました。
スポーツ選手に直で関わると、こんないい思いもできます。がしかし、ハッキリ言って悔しいことの方が圧倒的に多いです。だけどこの感情を味わえるのがたまらなく充実感があります。
今回は春高バレーでしたが、これから甲子園、オリンピックでさらに味わえることを楽しみにします。
お世話になったAさんの親御さんお疲れ様でした。一緒に応援できてよかったです。
そして会場で関係者の皆さまや生徒さん、OGの方々にもお世話になりました。ありがとうございます。
応援される選手にも、応援する者にも、両方に夢が詰まっていました。素晴らしかったです。
もう春高バレーを見に行く機会はないかも?ですが、今後もバレーボールを見続けていきます!
テーピングマスター
やまだ整骨院 山田敬一
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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