緊急事態宣言に振り回されていることが緊急事態なのかもしれない

自分の頭で考える。
この状況だからこそ自分で決める。
情報は自分で取って、行動も自分の考えでする。

誰かが決めたから単純に従うのか?

この記事を書いているのが3月4日の夜ですが、5日には1都3県の緊急事態宣言が2週間延長で決定されるそうです。

表向きの理由としては「医療現場・医療状況の逼迫」が主な理由だそうです。
その他の指標もありますがこれが一番の理由になっているでしょう。

でもこれ、一年前から言われていることですよね。だから「何を今さら」とボクは思っています。
政府の、政治家の、怠慢というか見通しの甘さというか、今さら「医療現場・状況」を持ち出すのは自分たちの「無策」を露呈しているに過ぎないように思えます。

まあ批判はここまでにして。

緊急事態宣言が延長され、飲食業が引き続き時短要請などに応じさせられる形になります。
観光業だって、エンタメ業だって、大変な状況がまだまだ続くということです。

それを利用する側の自分たち。
政府の決定は決定として「自分はどのように行動するのか?」を真剣に考えるタイミングだと思うのです。

 

自分の頭で考えるということ

学生スポーツの指導現場で、今は「自分の頭で考えること」が叫ばれています。
「✕✕ではなく◯◯しろ」「●●じゃなくて△△しなさい」と指導するのではなく、「今はどう考えてプレーしたの?」「なぜそのプレーを選択したの?」など、自分の頭で考えさせることにシフトしつつあります。

自分の頭で考える。
学生スポーツの現場レベルではそのように言われています。

やらされる練習ではなく。トップダウンの指導ではなく。言いなりで動くのではなく。
自分で考えて、自分で決めて、自分で行動に移す。
それが「成長」につながる、そのように言われています。

今のコロナ禍、そして緊急事態宣言の状況。
自分の頭で考える、これをしなくなっているように思います。

マスコミの情報を鵜呑みにする。
SNSの偏った投稿ばかりを追いかける。
データや数字で判断するのではなく、感情面が先行する。
そして「動かなく・動けなく」なる。頭も心も体も、です。

自分の頭で考えていないから。
自分で外の状況や情報を観察していないから。
自分からいろいろな人の話を聞いていないから。

できること、動いていいことはいろいろあるのに「緊急事態宣言だから」という理由だけで、本当にやっていいことも、動いていい範囲もあるのに、ある種「言いなり」になって「動けなくなっている」状態です。

自分の頭で考えていないよ。本当に。

 

二者択一、0・100、白黒ではなく

世の中には白黒はっきり決められることなんてありません。
グレーゾーンが大きく存在し、そのグラデーションの中にボクたちは生きています。

お上が「◯」だと言った。だから出かけた。感染してしまった。
これが◯だろうが、✕だろうが同じことです。

誰かが「◯や✕に決めたからそれに単純に従う」のではなく、もっとグレーゾーンを自分の頭で考えないと。
食事に行くのも、買い物に行くのも、遊びに行くのもそう。

全部が全部「同じリスク」なわけないでしょう?
屋内で人が多いところで遊ぶのと、屋外で人が少ないところで遊ぶのが同じリスクなわけがありません。

▲こんな人気のない水辺が危ないわけないでしょう。この写真を見て「外に出るのは危ない」「マスクを外してるのはおかしい」とか言うのなら、その考え自体が「???」とボクは思いますけどね。

 

自分の頭で考えた時「この方法ならリスクが少ないかも」、自分の頭で考えて、グレーゾーンの中でも白に近い部分で「食べる・飲む・遊ぶ」などをしていけばいい。経済を回せばいい。ボクはそうしています。

今までガマンしてきたから宣言解除したら「気の緩み」につながる。
そんな感情論ではなく、何をしても大丈夫で、何をしたらリスクが高くなるのか、このあたりを理論的に説明してもらいたい。
これも白か黒かではなく、グレーゾーンは広く、グラデーションになっているでしょう?

感情的に「飲食店はリスクが高い」「観光は危ない」「移動は危険」じゃなく。
何が?どう?どこが?いつが?どのように?リスクなのかをしっかり明示してほしい。

そして明示されたら「自分の頭で考えて行動」すればいい。
もしかしたら民度というか、自分の普段からの考えと行いと試されているのかもしれない。

緊急事態宣言延長の一報に触れ、そんなことを考えて、書かずにはいられませんでした。
この「緊急事態宣言」という言葉にに振り回されていることが、人の頭や考え方、行動が緊急事態なのかもしれないよな、なんてことを思います。
お目汚し、失礼しました。ボクはできる限り、リスクを軽減した上で、自分の判断で動きます。

テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一

 

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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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