◯◯になりたい。というより、
誰々のようになりたい。近づきたい。
はじめはこの方が原動力になりやすい。
動機なんて憧れだけでもいい
「先生はどうして柔道整復師になろうと思ったんですか?」と先日、患者さんでもある25歳の青年に聞かれました。
この彼とはもう10年ほどの付き合いになります。
今は立派な社会人なのですが、この先の進路というか将来について悩み、考えることがあるようです。
25歳か。いいよね。若くて伸びしろしかないもんね。
どうしたいのか、何をやりたいのか、を逆に質問するとやりたいことはハッキリしていました。
ただ金銭面の不安があるようでした。これはこれで理解できます。夢や目標を追うことも大切ですが、生活も同様に大切です。
むやみに夢を追えと言う大人を個人的には好きになれないです。自分にも金銭面で苦しんできた過去がありますから軽々しくそんなことは言えません。
ボクがこの仕事(柔道整復師)を目指したきっかけは「高校時代にケガをした時に治してくれた先生をカッコいいと思ったから」がきっかけです。
だから「こんな先生のようになりたい」という、「憧れ」だけが目指したきっかけであり、柔道整復師になりたいと思った動機です。
この先生が柔道整復師ではなく理学療法士だったら、間違いなく理学療法士を目指していたと思います。
単純に「こんな先生になりたい」を目指したわけです。この先生が後の師匠です。
師匠の口ぐせは「弟子は師匠を超えるもの」でしたが、結果的に超えたか超えていないかはあまり関係ないのかもしれません。人それぞれ個性が違いますからね。技術的な部分においては患者さんが判断する部分でしょうし。
でも師匠の口ぐせの通りに「師匠を超えようとした」からこそ、しっかり勉強や研究を怠らなかったのかもしれないですね。
▲師匠はスポーツにはあまり興味がない人でしたが、ボクは興味があるのでこの部分で「師匠を超える」、そして自分らしさを追求しています。
大層な目標や大義なんていらない
よく就職活動の面接でのセリフでもあるような「御社の社会貢献活動に感銘し・・・」とかいうのありますよね。何らかの仕事を目指した時、そんな大層な目標とか目的がある人なんてそうそういないんじゃないかな。ボクはそう思っています。というか、就職面接でのセリフなんてだいたいウソですよね(苦笑)
こんなカッコいい先生みたいになりたい。ボクなんてこれだけでこの業界を目指しましたから。
どうやったらなれるのか、資格はあるのか、学校は大学なのか・専門学校なのか、学費はいくらくらいかかるのか、この仕事は食っていけるのか、これら一切考えていませんでした。
とりあえず「あの先生みたいになりたい」、それだけです。高校生なんだからそのあたりちゃんと考えなさいよ、と昔の自分に言ってやりたい。
でもそんな感じでもいいんじゃないかな。ボクが憧れだけで動いた時は30年前です。まだ景気も良い時代でしたし、5年先はなんとなく読めるような時代でした。今の状況とはずいぶん違います。
今はこの1年先だって分からないような時代です。「食っていけるから」は今の時点での話で、1年先は誰にも分かりません。実際にコロナもどうなるのか分かりません。
最初は社会貢献なんてどうだっていい。なんていうと怒られるかもしれませんが、まずは自分のことが先です。
自分が幸せじゃなきゃ他人のことなんて助けられません。異論反論あるでしょうけどね。これはボクの意見です。
若いうちに大義を掲げるのは素晴らしいことです。
それでも言っておきたいのは、もっと自分勝手な理由でいいんじゃないの?ってこと。
カッコつけないで単純に「モテそうだから」「儲かりそうだから」でもいいじゃない。特にあえて口に出さなきゃいいだけでね。
憧れは原動力になりやすい
人の役に立ちたい、そう思えるのは本当に素晴らしいですし、そう考えて就職するなど活動をしている人がいます。でもこの「役に立つ・立たない」って誰が決めるんでしょうね?
役に立っています、ありがとうございます!と言われたから?それとも自分自身で「オレは役にたった!」と決めること?
イヤな言い方をすればすべからく自己満足にすぎません。というか自己満足でいいんです。
自己満足でいいとすれば、大層な大義なんてなくていいし、自分勝手な理由で自己満足することの方が先なんじゃないかな、そう考えています。
話が逸れましたが冒頭に書いた彼。まだどうなるかは分かりません。
おそらく今の仕事を離れるでしょう。そして自分のやりたい方向へ進むと思います。
茨の道、というか、新しい道の方が大変なのは知る範囲では分かります。それでもやりたいことをやる先に、彼の場合も「憧れの存在」がいることを知りました。
もしかしたら憧れられる存在がいるのは幸せかもしれませんね。
その人みたいになりたい、そうやって一心不乱に突き進み続けられるのは、したくてもできない人が多いのかもしれないのだから。
大丈夫。ボクはそう思っています。
次に彼が来る時はどうなっているのかな。別に今の状況にとどまる選択をするのもいいんです。
ボクは関わる人をできる範囲で応援するのが仕事。
自分が憧れの存在に近づいたのか、なれたのか、超えられたのか、それは分かりません。
これには答えがないことに気づいてしまいましたからね。一生憧れ続けていようと思います。
テーピングマスター
やまだ整骨院 院長 山田敬一
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サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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