3月17日で開院14周年。
あっという間、でもなく長い気がする。
そのくらいいろいろありましたからね。
今さらながら考えてみる
2008年に開院し、今年で丸14年が経過しました。
いよいよ節目の15年目に突入します。
過ぎてみればあっという間、のような表現がよくありますがボクの場合はいろいろありすぎて、まったくあっという間とは思えません。
充実している、と言えば聞こえはいいかもしれませんが「背水の陣」の連続で、充実というより常に何かに追われている、追われていたような感覚です。
3月は東日本大震災もありましたから、このタイミングで考えることは多くなります。
今さらなんですが、今の仕事は?生き方は?なんてことを何となく考えます。
誤解を招くかもしれませんが「仕事を楽しむ」、そんな感覚はあまりないです。
ちょっと前までは「楽しむ」を追求しようとも思っていましたが自分には不向きでした。
楽しめればいいのかもしれませんがそれ以上に真剣に取り組み、常に「自分ごと」のように考えながら行動しているほうが性に合うことに気がついてしまいました。
特に学生やアスリートと接しているとそれが顕著になります。
普段患者さんと接していても「自分ごと」のように考えるから、治療の密度が濃くなりがちです。
もちろんすべてに人にそうしているわけではありません。
ウチの患者さんはいい人が多いので、結果的にそうなってしまうんですけどね。
▲3月17日は帝京高校野球部の練習に帯同していました。これが性に合っています。約2年ぶりの練習現場です。監督から「山田トレーナー」と呼ばれ、嬉しいやら恐縮する思いやら(苦笑)
今の生き方は合っている、らしい
誰かの役に立つために、て書くと聞こえはいいですよね。
そんなグチっぽい記事を前回は書きましたので読んでいただければと思います。
前回の記事はコチラから
ボクもそんなことを考えながら治療をしていた頃がありました。
しかしながら6年前の病気を境にその感覚はどんどん薄れていきます。
誰かの役に立つ、その前に「自分の」そして「家族の」ために生きています。
第三者の誰かのために生きているのではない、それを明確に気付かされました。
もちろん患者さんのために、という気持ちは間違いなくあります。
でも嘘偽りなく書いてしまえば、それは当たり前ですが100%ではありません。
それを口にしても「そりゃそうだよね」と一笑に付してくれる患者さんがボクを支えてくれています。
これって冷静に考えてみるとスゴイことなんですよ。
患者さん第一ではない、と言っているのに笑ってくれるんですから。
治療は200%全力でやります。これはこれで本当です。
本当ですが大事なのは自分(自分の体)であり、家族が優先順位の上にきます。
それをハッキリ言える生き方、これが今の自分には合ってるんですね。
気持ちをカタチに変える
毎年、周年に花を贈って下さる患者さんがいます。
院内リニューアルの手紙を昨年3月、患者さん向けに出した時にその方に言われたことを思い出します。
「先生、あの手紙はみんな嬉しいと思いますよ。私も嬉しかったですしね」
こう言われたんです。でもその時にボクは、
「けっこうお金も時間もかかってしまうので費用対効果を考えみてまた出すか決めますよ。もしかしたらもう出さないかもしれません」
と答えたのをハッキリ記憶しています。
開院当初から付き合いのある患者さんなので正直に答えたつもりです。
でもよくよく考えてみたら失礼な答えです。本当に申し訳ありません。
感想(感情)を伝えてくれた相手に対して、こちらの懐事情(数字・理屈)で返しているんですから。
単純に「ありがとうございます。そう言っていただけてボクも嬉しいです」と素直に伝えればよかったのです。
ずーーーーーっと心に引っかかっていました。
もしかしたらその患者さんは覚えていないかもしれないけれど。
だから、というわけではありませんが、また患者さん向けに手紙を出しました。
今回は治療メニュー変更や治療料金改定という大きな理由があってのことですが、手紙を出すことにまったく抵抗がなかったのはこの患者さんのおかげです。
気持ちをこうやってカタチに変えるのは、少し気恥ずかしい想いもあります。
きっとこのブログも読んでくれているはずなので、今度感想を伺おうかと思います。
不器用ですから、こんな生き方しかできません。
これからもきっといろいろな迷惑もかけると思います。いや、迷惑をかけます!
家族のみんな、患者さん、関わる周囲の方々、友だちと仲間、学生さんやアスリートの皆さま、こんなボクを、やまだ整骨院をこれからも末永くよろしくお願い致します。
やまだ整骨院 山田敬一
▲患者さんからいただいたお花です。今の時期にピッタリのキレイな色です。本当にありがとうございます!写真の撮り方がヘタすぎてゴメンナサイ。。。
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サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒
2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。
テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)
スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。
2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。
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