高校野球、甲子園への道はかくも遠いものか

甲子園への切符。
なかなか手が届きそうで届かないものですね。

帝京高校野球部に関わり始めて早くも5年目の夏を迎えました。
最初に関わった世代は今大学4年生です。その中の何人かはいまだに関わりがあります。他の子たちはどうしてるのかな。野球やってるのかな。

 

立ちはだかる壁

ボクが関わり始めてから夏の大会の最高成績は準決勝、つまりベスト4です。決勝には進めていません。
決勝まで進んだのは2019年の秋大会、その時は国士舘高校に敗れセンバツへの道を断たれました。

しかしこの秋大会準優勝チームが翌年の夏大会に優勝しました。
???と思う人もいるかもしれませんがこの夏大会はコロナ禍で甲子園大会は中止になり、各地で独自大会として地方大会のみ開催された年でした。

このチームはキャプテンを中心にめっちゃ強かったんですよね。優勝したのに甲子園でプレーできなくて本当に残念です。

甲子園への道に続く道程には「何かが」まさしく壁のように立ちはだかっている印象すらあります。

2018年ベスト4(vs小山台高校)
2019年ベスト8(vs日大豊山高校)
2020年優勝(独自大会)
2021年ベスト4(vs二松学舎大学附属高校)
2022年ベスト4(vs二松学舎大学附属高校)

戦績を見ればそこまで悪くはない気がしますが、目指しているのは優勝で甲子園出場、そして日本一のチームです。壁になっているのはなんだろう?って毎年思ってしまいます。

▲今年も二松学舎に負けてしまいました。実は試合内容はほとんど見ていません。ベンチ裏に待機して選手のもしもに備えていましたから。テレビの録画で見ますが悔しくて見ていられるかどうか・・・

 

何かが足りない?

もちろんながら毎年弱いチームではありません。
むしろ毎年優勝を狙えるチームだと思っています。

それだけの練習量をこなしているし、選手も監督以下スタッフもみんな真剣に取り組んでいます。
今年はほぼベストコンディションで臨めていたし、あとは何が足りないんだろうって感じです。もしかすると足りないのは運とか縁とかそんなものなのかもしれません。

よく結果が出ない時「足し算より引き算」と言われますが、そんなことは百も承知です。
ただボクは毎日練習やトレーニングに立ち会っていない以上、練習内容に関してはほぼタッチしないようにしています。
自分が逆の立場だったら毎日見てもいないのに「足し算より引き算」なんて言われるのは嫌ですからね。

それでもコンディショニング面に関しては、普段の練習時からいろいろと進言はさせてもらいました。そして真摯に聞き入れ対応してもらいました。
これは練習内容に関してではなくあくまで選手の体調や故障、ケガのリスク管理などです。この4月からは新しい治療機器(充電式で外に持ち出し可能)もやまだ整骨院に導入したので、学校での練習でも大会時でも治療機器を持っていけるため、選手のコンディショニングケアにはもう一歩踏み込めるようになったと感じています。

自分自身にとっての足し算と引き算、これは何だろうか?
この5年間、敗退した後は引きずるようにず〜〜〜っと考えてしまいます。

 

悔しさのワケ

選手も監督もコーチも、そして応援している親御さんもボク以上に悔しいでしょう。
それは本気で取り組んでいたからに他なりません。もちろんボクも本気で取り組んでいました。だから悔しい。

毎年最後の夏が終わり涙する選手を目の前で見てきました。
涙腺が弱いボクは毎年もらい泣きしそうになりますが堪えます。サポートする立場の自分は最後まで選手のコンディショニングがどうなのかを考えます。

実際にプレー中には感じていなかった痛みが緊張感が解けると急に出てくるケースは多いです。
今年も試合にギリギリ出られるかどうかの選手をグラウンドに立たせることができました。その選手から「山田さんのおかげで痛みなくプレーできました」と言われた時は、何だか自分が誇らしく思える瞬間でした(たまにはそう思ってもバチは当たらないでしょ。笑)

毎年毎年本当に悔しい!!!
このブログは敗退した翌日に書いていますが今朝は監督の顔が夢に出てきました。選手の顔もたくさん出てきましたよ。今までこんなことはなかったのに、今年はイケると信じていましたから想像以上に自分でもショックが大きかったんだと思います。

それでもすぐに新チームは始動します。
悔しいのには変わりはありませんが、夏大会が終われば新チームの初戦である秋大会は約一ヶ月後にはもうはじまります。きっと先輩方の悔しさは新チームが晴らしてくれると信じています。

悔しさは選手たちの成長の糧にはなると思います。ですがこんな悔しい思いをした成長よりも、達成した喜びを味わうとともに訪れる成長を見たいですね。

ボクも懲りずに飽きずにサポートを続けます。
一度は優勝を味わいたいし、甲子園に行きたいですからね!

やまだ整骨院 山田敬一

追記
やまだ整骨院にご来院の患者の皆様、ボクのワガママに付き合って下さりありがとうございます。
7月は大相撲佐田の海関のサポートで名古屋へ、そして帝京高校野球部のサポートで神宮へと、治療時間の変更などを重ねました。ご理解ご協力していただいたこと本当に感謝しております。今後とも宜しくお願い致します。

 

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患者さんも観て貼っていますし、アスリートにも大変好評です。
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山田 敬一
株式会社サイモン・やまだ整骨院代表 柔道整復師 
サイモン式テーピングマスター代表
メンタル心理カウンセラー 
G-nius5メディスン認定イメージトレーナー 
藤村正宏氏主宰・エクスマ塾45期卒/エヴァ10期卒/ウルエヴァ1期卒

2008年東京都文京区本駒込に「やまだ整骨院」を開院。
プロ格闘技選手のトレーナーを15年務める。
現在は青山学院大学女子バレーボール部、大相撲佐田の海関、パリ五輪代表女子柔道57kg級舟久保遥香選手のコンディショニングサポート中。
治療現場では「治療を通じてアナタの心と身体を応援します」をモットーに活動中。

テーピングの開発・販売・講習もしています。
(講習に関しては随時ブログにてお知らせしています)

スポーツ歴は中高生時バスケ、専門学校時に柔道、社会人になり格闘技(キックボクシング)をしていました。
修行期間13年を経て34歳で独立開業、35歳でアキレス腱断裂、41歳で大動脈解離を患い生死の境を彷徨いました。
もうスポーツは積極的にはできませんが、身体とメンタルの両面をサポートし、アスリートを目標達成へと導きます。

2020年4月よりオリジナルプロテインを販売開始。
学生競技の現場を体験して「継続して飲むなら美味しくて、身体にいいプロテインを飲んでほしい」その想いからオリジナルプロテインを作りました。

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